作家には寿命が二つある



一つは

作家本人の寿命



もう一つは

作品の寿命








作家 林真理子さんが

そう言って昨年

57歳、膵臓ガンで亡くなった

山本文緒さんの


「自転しながら公転する」


を紹介していた







作家本人よりも

長く生き続ける

言い切られる本って

どんなストーリーなんだろう?




Amazonポチ







アパレルで働く34歳、都

と言う女性を主人公に

彼女と関わる人々のお話




都が娘として

働く女性として

恋する女性として

葛藤する様子に

30代の自分と重ねる


場所、年代

人ってそれぞれが

全く違う人生を

歩んでいるように

見えても




胸の内をのぞいて

みると

同じようなことを

感じてる人もいるんだな

自分の感じ方が

1人ぼっちのもので

ない




感じたことがある

あるもんだ

生きる活力、希望にもなる




本を読む楽しさは

色々あるけれど

一つは登場人物に

共感できる感情にある




この本で

私にとって希望になったのは

主人公の都以上に



その母桃枝だった



重度の更年期症状で

娘や夫にサポートされながら

暮らす50代




その桃枝の心の内が

今の自分と重なって



自分のように感じられて

嬉しかった



桃枝が友人とレストランで

食事をしている最中


会話の途中で

急に湧いてくる感情が

どうにも抑えきれず

泣いてしまう



友人も

お店の誰も責めてない



ただ

1人になると

そんな自分に

落胆してしまう




そんな落胆する気持ちを

私だけが感じているのではない

孤独な世界から

すっと引き上げられた

ように軽くなる




桃枝のような50代

桃枝のような私





桃枝の終わりがなさそうな

更年期に転機が

訪れる




そのきっかけは

夫の病気



向き合い難い現実に

逃げたい!と思う桃枝



だけど

目を逸らさないで

向き合う





桃枝は自分から夫に

娘に

向き合う



ずっとサポートする側

だった夫、娘に


サポートされる側の桃枝

から





桃枝が夫と2人で

時間をかけて出した

答え





家族が少しずつ形を変えて

いく



子供の成長

親、自分の老い

病気





その都度

軌道修正が必要になる

ポイントってある




30代の都にも

50代の桃枝にも




私は次男の受験が

終わったら

彼と話したいなと

思っていることがある




後から振り返ったとき

あの時が!

となる転機になるか

どうかはわからない




だけど

今話しておきたいと

思うこと




この先続く老いの人生の

入り口に並んで立つ

そんな話しを

してみようと思う





次に読んでみたい本は

山本文緒さんの闘病日記