牧野植物園の翌日は、同じ高知県の梼原町へ。
ゆすはら、と読みます。
隈研吾氏の建築物が自然に寄り添うように
あちらこちらと点在していることで洗練されていて
そこが奥深い山合であることを忘れるほど。
こちらは隈研吾ミュージアムにもなっている
雲の上のギャラリー。
突如現れるこの景色は
圧巻ですよね。
木組みの美しさに見惚れます。
なんと、ここ。
無料で自由に見学できるのです。
生い茂る緑の中に佇むその存在感は
山小屋のようでもあり、城のようでもあり……
あの木組みの建物の中は、これまた美しい！
この日贅沢にもわたし達だけの貸切で
その静かな時間を存分に余すことなく
味わい尽くしました。
それから町歩きをしながら一番行きたかった場所へ。
薬屋の角を曲がると
旧梼原小学校跡地に
山と重なるようにして建つ
雲の上の図書館があります。
ああ、もう、とんでもなくすき。
木々に沿って降る光と、本で埋め尽くされた空間は
あまりに素敵すぎて敷居が高そうに見えるのですが
町民でなくとも自由に出入りできる、所謂普通の図書館なのです。
"木の感触を素足で感じてくださいね"
と入口に書かれていて、五感をフルに使わせてくれます。
夏休み中の町の子たちがパタパタパタとやってきて
思い思いの場所で本を読んだり宿題したり…
まったくなんてしあわせな子供達でしょう！！
山と空と川と、建物。
人が作り出すものが礼儀正しく存在していて
自然を怒らせてばかりの人間だけど
この町は自然に赦されているような気がしました。
そうそう。
日頃読書しない娘もこの日ばかりは小一時間籠もって何やら読み耽っていましたよ☺️
恐るべし、雲の上の図書館。
また行きたいなぁ～
というか、住みたい笑