抗がん剤治療を受けない選択をしました


悩みました。誰でも、そうだろうけど、受けたくない。


去年、1217日に左胸乳がん全摘手術。


この手術自体は、無事終わり、その後順調に回復、

私の中では、もう、癌は取ったのだから、すっかり治った気分




そして、年が明けて、19日に、術後、はじめての診察。

この時に、乳がんステージⅡbで、リンパに転移あり、がんの性格が、トリプルネガタイプという、再発しやすく、広がりやすいもの

ということを告げられました。



そして、見えない癌細胞が、身体中に、潜んでいる可能性が高いので、その再発を防ぐために、抗がん剤治療を、強くすすめられました。


身体中にある癌細胞を一気にやっつけて、再発のリスクを下げるために、抗がん剤治療を〜木田さんは、まだ若いんだから・・・


と告げられました。



抗がん剤・・・ですか・・・

抗がん剤は、健康な細胞まで、やっつけてしまうから良くないよー免疫力が落ちるから、良くないよー


ということを、以前からずっと見聞きしていて、癌発覚前は

私は、癌にはなっても抗がん剤治療は受けないやろなーって考えてました。


が、いざ、当事者になって、主治医と対峙し、現状を説明されると


抗がん剤治療しか、選択の余地がないように思ってしまう。




抗がん剤治療を断り、自然療法を選んで、生活をされている方のお話も聞いたりしていて

体験談にすごく勇気をいただけたけれど、その方にはよかったのかもしれないけれど、わたしの場合は、どうなんだろう?と不安に思ったり、


セミナーで、お医者様や、権威のある方の話を聞いて、頭で分かっていても、その方が、私にずっと寄り添ってくださるわけではないし・・・


自然療法を自分自身に取り入れてやっていけるか?と考えると、やはり、私には、それをやり切る自信がなかった。




医者は、沢山のカルテを持っているし、事例も経験している。

標準治療という、科学的根拠に基づいた、最良の治療法も、わかっている。


やはり、主治医を信頼してお任せしたほうが良いのか?

幸い、私の主治医は、若いけれど、信頼のおける先生と、わたしは、感じていた。


医学界のブラックな部分も、セミナーなどで、色々聞いてきたけれど


「木田さんに良くなってもらいたい、て思ってるんです、母親だったら、絶対すすめます」


という、主治医の言葉に、やっぱり、この人を信頼しよう、と思い、一旦は、


「お願いします」と告げたのだけれど、なんか、胸の中のモヤモヤは抜けず・・・




そのうちに、コロナウィルス感染の話が、隣の県、奈良で出てきて


こんな時に、自分の免疫を落とすわけにはいかない‼︎


と思い、やはり、抗がん剤治療は断ろうと、決意‼︎


こう決意したら、気持ちが、すごく楽になり、スッキリした。




で、先生にお話したのだけれど、


「コロナもインフルエンザも同じ、その対処をちゃんとしていたら大丈夫」と言われ、

そして、先生の


「医者はみんな、患者さんに良くなってもらいたいと思ってるんですよ。だから、最善の方法をお話してるんです」


という言葉に、やはり、抗がん剤治療かーと


でも、最終的なお返事は少し待ってもらうことにした。


この時も胸の中は、モヤモヤしていて、

しないって決めた時は、あんなにスッキリしてたのにー



今から思うと、頭は、迷っていたけど、心は、決まっていたんだと思う。





そして、お返事するまでに、私に起こったこと、

これはもう、神様からのサイン、としか思えない出来事


ある交流会の食事の席で、たまたま、前に座っていた方が、


10年前に膵臓癌を宣告され、でも、手術も、薬も断り、食事療法で、今でも元気に生きています。

という男性


そして、隣には、20年前、出産前に乳がんが分かり、出産後は、ホルモンの関係で、必ず再発するので手術をする様に言われていたけど、しなかったという女性


今、そういうお二人に囲まれている‼︎これは、神様からのサイン?



そんなお二人にお会いしたことで、抗がん剤治療は、必要ないかも?と思い始め




そして、最終的に決意できたのが、鍼灸師で自然療法を治療にとりいれ、沢山の患者さんを診ていらっしゃる、「洛中庵」の杉浦次郎先生との出会い



それこそ、主治医にお返事をする前の日のこと、

これも、神様からのサインかと、思った。



杉浦先生のパートナーの播磨久美さんから

〜久美さんとは、以前からの知り合いで、この日同じイベントに出展していた〜


杉浦先生が、沢山の癌患者さんに自然療法をアドバイスされているけれど、木田さん、会ってみますか?


とお話をいただき、すぐに連絡をとってくださり、その日の夜、お忙しいなか、お時間をとってくださることになりました。


そして、先生の患者でもないのに、とっても詳しく、2時間くらい、食事のことや、おすすめの本、これからの癌治療の行方など、たくさんのアドバイスをくださった。


そして、先生の患者さんで、乳がんだった方のお葬式が今日あったそうで、とても、残念な気持ちがある、とお話してくださったんです。


えっ??亡くなった??


いや、彼女、私のいうことを聞かないで、医者の言うことを聞いてしまったんですよとー


そこに木田さんがあらわれてねー


って・・・



なんか、ご縁ですよね。

杉浦先生に今後のこと、色々ご相談しながらやっていこう!!

抗がん剤治療はお断りする決心がついたんですね。




で、次の日、主治医に抗がん剤治療は、お断りしました。

先生は、ちょっとびっくりされましたが、わたしの意志を尊重してくださいました。


そして、かわりに、放射線治療を進めてくださったんです。

肝臓や脳とかの遠隔の癌の再発は食い止められないかもしれないけど、乳房あたりの局所転移は避けられる可能性があるのでーと。


これも、杉浦次郎先生にご相談したところ、

「木田さんの場合は放射線治療を受けても良いと思います」と、お返事をいただき、

ありがたいことに、その際のアドバイスもいただき、


今、土日祝日を除く毎日、25回連続の放射線治療を、今現在受けています。





わたしは、西洋医学を否定している訳ではなく、それは、その治療をしないと大変なことになる方も沢山いらっしゃるし、麻酔だって、痛み止めだって、ないと嫌だし、


でも、釈然としなかったのは、手術後は、本当に元気なのに、なぜ、抗がん剤を受けないとダメなのか?それには、理由があるとしても、割り切れなかったんですよね。



抗がん剤治療を受けても、再発のリスクがあるわけだし、

自然療法を選んでも、再発しない保証はない。


結果だけ見ると、どちらも◯といえば◯、×といえば×


でも、私は、自分の魂に正直になってみた。心がスッキリする方、目の前が、パァーと開ける方。


杉浦次郎先生との出会い、本当に助かりました。

久美さん、ありがとう❤️




先日は、先生と久美さんにお誘いただき、一緒に、先生のお勧めのお店、グルテンフリー、ビーガンのお店を二軒はしごしましたよ^ - ^


一軒目は、京都では有名な"choice"さん

こちらで、待ち合わせをし、


先生は、ご自分のインスタグラムで、京都のグルテンフリー、ビーガンベジタリアンのかたのために、おすすめのお店を多数紹介してらっしゃいます。

ぜひ、フォローしてみてくださいね。

@sugi_raku999



写真は、二軒目のお店、"ホーボー堂"





そして、ホーボー堂さんの酵素玄米のおはぎ(あずき、ナッツ、ほうじ茶、きな粉)




3人で、それぞれのお味をシェアしていただきました。

今度は、ランチをいただきに来ようと思います。



ここまで、長文を読んでくださり、ありがとうございます。

自分が、癌患者になって感じた、心の葛藤。


そのままを、自分の人生の1ページとして、書きおきました。

どなたかの参考になれば幸いです。