沈丁花なんて嫌いだ!
居酒屋で隣に座った若い嬢が「オジサンなに見てんの?」と聞いてきたので、読みかけの雑誌を手渡した。
聞香の特集記事が掲載されているページには、「沈香は梵語で黒を意味する伽羅が最高」と書かれていた。
すると彼女は、いきなり声を出して読み始めた。
「チンコーはインゴでくろをいみするマラがさいこう」
「………!」
そして彼女は、「助平ジジイッ」と吐き捨てて席を移動した。
……な、なんだぁ? 僕のどこが助平なんだぁ? ひょっとして彼女は、我が国の総理の孫!? あ、そうだ。きっと、そうだ!
軽い目眩を覚えつつ、行 き場のない笑いを抱えて、僕は一人、居酒屋を後にした。
咲き誇る沈丁花の垣根が続く公園の脇道。僕は沈香に似た強い香りに咽びながら、公園のトイレで用を足しつつ、じっと愚息を見つめた。
……すみません。僕の息子は黒くないです。未だに桃色です、はい。なんてこった! 僕はとうとう、TOTOマークに向かって、カミングアウトしているではないか!
「下ネタはもう、よさのぇか!」と叱られそうなので、馨る話しはこのへんで(^^;
聞香の特集記事が掲載されているページには、「沈香は梵語で黒を意味する伽羅が最高」と書かれていた。
すると彼女は、いきなり声を出して読み始めた。
「チンコーはインゴでくろをいみするマラがさいこう」
「………!」
そして彼女は、「助平ジジイッ」と吐き捨てて席を移動した。
……な、なんだぁ? 僕のどこが助平なんだぁ? ひょっとして彼女は、我が国の総理の孫!? あ、そうだ。きっと、そうだ!
軽い目眩を覚えつつ、行 き場のない笑いを抱えて、僕は一人、居酒屋を後にした。
咲き誇る沈丁花の垣根が続く公園の脇道。僕は沈香に似た強い香りに咽びながら、公園のトイレで用を足しつつ、じっと愚息を見つめた。
……すみません。僕の息子は黒くないです。未だに桃色です、はい。なんてこった! 僕はとうとう、TOTOマークに向かって、カミングアウトしているではないか!
「下ネタはもう、よさのぇか!」と叱られそうなので、馨る話しはこのへんで(^^;