慌ただしく電車と飛行機乗り継いで
ダンナ実家に向かうと
義父が変わり果てたお姿で
布団に寝かされていました。

年老いた親族がその周りに大集合、
お坊さんも冗談言ったりして
あまり悲壮感がなく。

お義父さん、蝋人形みたい…。
全く現実味がない。
と思っていたら

中3長女がわあっと泣いたので
本当にびっくりしました。
中学に入ったくらいから
普段私の前で感情を表すことが
ほとんど無くなっていたので…。


高学年になってからは義父母宅にも
行きたがらなくなり、会う機会も
最近はすごく少なかったのに。

長女、普段だいぶ我慢してるんだろうなぁと
思っていましたが…えーん
キラの事と、両親がうまくいっていない
事と。で甘える事を諦めてしまった
ようなところが本当に可哀想で。

溜まっていたものが決壊したかのような
泣きっぷりに、不謹慎にも
全く泣けない私は 気持ち良さそう、と
思ってしまった。
そんな自分はまた冷血人間じゃないかと。



義父と毎週末会っていた
キラはいつになく真剣な表情で
黙っていました。

義妹がお義父さんが倒れた時第一発見者で
様子を色々と教えてくれました。

気温37度の猛暑の中テニスをして
帰宅後、
お風呂場で激しく嘔吐していて、

それでも意識はしっかりしていたので
車で病院に運んだこと、

病院では最初冗談も言ったりしていたと。

明け方は死を悟ってか
みんなありがとう、ありがとうと
しきりに言っていたこと。

死因は熱中症による脱水症状と
糖尿病との合併で カリウムの値が
増え過ぎた事…らしいですアセアセ


普段元気な人ほど自分だけは大丈夫!
と言って無理しちゃうからね…と
皆口々に。

しかし今朝の事なのに泣いてるのは
長女以外は 義母だけ…

ダンナ、義妹夫婦、本家の二人姉妹は
これからの段取りを どんどん進めるべく
淡々としていて

これが現実だよね…という感じ。
悲しみにくれる暇なし。

私は長男の嫁だけど
大人になってから
こんな身近な人が亡くなったのは初めてで
何も分からず

他の慣れてる人達がテキパキしてくれて
本当に助かった…。