
南阿蘇や阿蘇の歴史・文化・自然を学ぶ「南阿蘇学講座」第4回目のテーマは、オオルリシジミ🦋
今回も、学びと感じたことについてシェアします☺️
講師は東海大学農学部教授の村田先生のお話でした。
専門は昆虫生態学や応用昆虫学、保全生態学で、まさに昆虫のスペシャリスト✨️
オオルリシジミを通して、なぜ里山保全が大事なのかという講義でした。
オオルリシジミとは、成虫の体長3〜4cmほどのシジミチョウの仲間🦋
草原の環境に適応しており、幼虫はマメ科のクララという植物を食草としています。牛や馬を放す草原で5月ごろに見られる、鮮やかるり色(こい青色)のチョウです✨️
しかもね、面白いのが幼虫の時期にアリに守ってもらいながら成長しているらしい🐜
かつては東北・中部・九州の3地域に生息していましたが、現在は熊本県阿蘇と長野県の一部のみに分布しているとのこと。
羽の形がシジミに似ているからこの名前がついたとも言われます😌
オオルリシジミは、絶滅危惧IB類、熊本県指定希少野生動植物に指定されています。
絶滅危惧IB類(ぜつめつきぐいちびーるい)とは、環境省のレッドリストにおいて、「近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高い種」に分類されるグループのこと。
日本の絶滅危惧種の中で、2番目に危険度が高いランクにあたります。
オオルリシジミが生きていける環境には、クララのある草原だけでなく、アリが生息できる場所であることも大事。
昔ながらの放牧や野焼きという環境が最適なんだそう。
驚いたことに!希少種だけを守るというのでは意味がなく、自然は食べる・食べられるという食物連鎖(フードチェーン)などの網の目で繋がっているのだそう。
環境全体が多様性を持っているからこそ、希少種が生きていけるんだと学びました。
実は身近なスズメすら近年数が激減している現代。
当たり前だった風景や生き物たちが消えてしまう前に、まずは「知ること」から始めていきたいと感じています。
野焼きの担い手不足、持続可能な酪農のやり方。いろんな課題があります。
阿蘇リトリートは、私なりの阿蘇の自然を守る活動として現状を知ってもらうきっかけになると良いなという思いがあります。
最近は海外からのお客様にも阿蘇リトリートをご案内する機会が増えてきました。国境を越えて、より多くの方に阿蘇の魅力や素晴らしい自然の循環をお伝えできたらと思っています