こんにちは、宮下晴美です。

 

思春期の子どもの反抗期、どう対応したらいいの?

とお悩みの方をよくお見かけします。

 

 

・リビングでスマホばかりをいじっている姿を見て

「勉強しないの?」

「宿題は?」

と子どもに言ったら

 

 

「うるさいな!」

「今やろうとしてるところだろ!」

「チッ!」

 

などと返ってきたり、暴言を吐いたり。


 

 

「ダンダンダンッ!!!」と

わざとイライラした足音を響かせて階段を上り

 

「バンッ!!」とドアを閉めて自分の部屋に閉じこもったり。

 

結局なかなか勉強しようとしない。

 

 

 

 

・自分の部屋にばかりいて

 

「ご飯よー!」と声をかけても

なかなか降りてこないし

 

ご飯の時にしか家族と一緒にいない。

 

 

 

 

自分としては普通に子どもに話しかけているだけなのに

何でこうなるの?

 

 

 

 

実はそういった方がよくやってしまっている

子育てで「NGなこと」があります。

 

 

 

それは「子どもを尊重していないこと」

 

 

 

子どもだから立場的には親が上なんだと

「上から目線」で見てしまっているのです。

 

 

 

子育てにおいて

「しっかりと子育てしないといけない」

という想いを持っている方が多いと思います。

 

 

・子どもに指示を出さないといけない

・良い人間になるようにしつけないといけない

・勉強させないといけない

 

 

など、「子育てはしつけるものだから」

といった考えを持っています。

 

 

 

この考えばかりが先行していると

どうなるか。

 

 

 

ますます子育てがうまくいかない。という結果に陥ります。

 

 

 

自分の理想の子育てを想像して

 

 

「子どもは親の言うことを素直に聞くものだ」

「子どもには親が思う良い学校へ行ってほしい」

「子どもには親が願う成績を取ったりスポーツで活躍してほしい」

 

 

など「親の理想」を、そのまま子どもに押し付けてしまうのです。

 

 

自分の中に作った理想の子育ては

「親目線の理想」にすぎないわけです。

 

 

 

「子ども自身の想いや願い」

ではない。

 

 

 

たとえて言うと

ホテルのランチビュッフェに行って自分で好きなものを食べたいのに

並んだおいしそうな料理を前にして

「あなたはこれとこれを食べなさい」

 

と言われているような感じです。

 

 

目の前にはたくさんの魅力的な料理があるのに

制限されている、という。

 

 

 

そんな自分の気持ちを尊重してくれない親に

「また勝手になんか言っている」という子どもはいても

 

 

「親の言うことを受け入れる」

という子どもはいないでしょう。

 

 

むしろ、そういう親とは

なるべくそばに居たくなく

距離を置きたいのではないでしょうか?

 

 

 

つまり、子どもの気持ちを尊重しないことで

ますます子どもとの心の距離は遠くなり

親が思う「理想の子育て」ばかりを追ってしまうわけです。

 

 

ですので、子育てがうまくいくために必要なことは

「親の理想を通すこと」

ではありません。

 

 

逆なのです。

 

 

「子どもを尊重すること」

 

 

 

じゃあ、「子どもを尊重すること」とは

具体的にどういうことなのか。

 

 

 

次回はそのことについて

お伝えしたいと思います。