昨年のクリスマスイブ。

彼氏と喧嘩をしてクリスマスイブが台無しになった娘は、

児相時代の友達がトー横に居ることをXで知り、

誘われるがまま、トー横へ向かいました。
 

娘の様子からトー横へ向かった事を悟った私は

娘にLINEで連絡。
「大丈夫だよ。心配しないで。帰るから」との連絡にも

ソワソワが止まらない。
でも、もう娘を信じ、トー横へは迎えに行かないことを心に決めていたので、

帰りを待つことにしましたが、

結果残念な事態となりました。
 

喧嘩をした彼氏は最初娘のLINEを無視していたそうですが、
しばらくすると娘からのSOSのLINE.

すぐに私に連絡をくれました。

「まずいことになりました。命に代えてでも連れて帰ります。

家に帰っても絶対におこらないでください」と。

数時間後、また彼氏から連絡が。

「家に連れて帰れる状態ではないので、僕の母とも話をして今日は僕の自宅にとめます。

必ず明日二人で帰ります」と。

 

私は彼を信じて、娘を彼に託すことにしました。

 

翌日彼氏と二人で帰ってきた娘は泣いていました。

「もう二度と歌舞伎町へは行かない。あの子とも、もう二度と会わない。連絡も取らない。

全部ブロックした。」と。

 

今まで、自分だけは絶対に大丈夫。

危険な事には巻き込まれない。しない。

自分だけは大丈夫って理由のない自信があった娘。

「歌舞伎町は危険なところ、あの仲間たちは危ない。人からもらったものは絶対に口にするな」ってママが言ってたこと、やっとわかった。

私は笑いながら言いました。「今?今分かったの?!?!」と。

すると娘は、「経験しないとわからないよ。こんなこと。自分は絶対に大丈夫って思ってたもん」

と。

 

最近のトー横は、もはやトー横ではない。

あそこにたむろしていたこどもたちは、近場のホテルで溜まって人の目のふれないところで

危険は事をしている。トー横があった時よりも、状況は悪くなっていると思います。

 

「トー横にいるからおいでよ」軽く友達に誘われて向かった先は

歌舞伎町のホテルの一室だったそうです。

ドアを開けると、異様な空気と匂い。一瞬で「これはやばい!」と思ったそうです。

この扉の先に踏み込めば、もう戻ることができない。もしかしたら死ぬかもしれない。

そう恐怖を感じた娘はすぐに、彼氏のLINEにSOSを出したそうです。

色んな誘いを断ると、友達はノリで強要してくる。断れない空気になっていたそうです。

そんな時、ものすごい勢いでドアをたたく音。

ものすごい剣幕で彼氏が部屋に入り込んできて、子供達を怒鳴りつけ、

なぐりかからんばかりの勢いで娘を奪還してくれたそうです。

「●●のあんなに怖い顔はじめてみた。それだけのことを自分はしてしまったんだ」と恐ろしくて仕方なかったと。娘は言っていました。

 

娘はよほど怖い思いをしたのでしょう。

経験して、友達にも裏切られ、はじめてその場所が本当に危険な場所だとわかったようです。

 

歌舞伎町は本当に危険な場所。

どうか、足を踏み入れる子供が一人でも減ることを祈るばかりです。