中学に入り、部活を選択する時期になりました。
娘は部活には入りたくない。と言っていましたが、
親としては新しいお友達を作ってもらいたい
スポーツに打ち込んでほしいという願いから、部活動に入ることを強く勧めました。
そのころから、学校に行きたくない。とつぶやくようになり、
いよいよ入部届の提出日になると、
「今日は行きたくない」と言い始めました。
私は、娘の気持ちに寄り添えず、学校に行かないのはただの「わがまま」と
強く学校に行くことを進める日が続きました。
ある日、娘がママがやっていたバレー部になら入ってみようかな。と言ってくれて、
バレー部に入部届を出してしばらくは部活動を楽しみ、学校にも順調に通っていました。
仲のいい先輩もできて、放課後先輩と近くの公園にバレーボールをしに行くこともしばしば。
ただ、同級生たちは、「先輩と遊びにいくなんて言語道断」
先輩と仲良くすることをやめるように言われるようになりました。
はじめての試験期間に入り、先輩からお声がけがあり、
我が家に先輩が遊びに来ることがありました。
それを知った同級生から「試験期間中に先輩と会うなんておかしなこと」
1人がそのような行動をとると私たちの学年全体が勉強していない目で先生に見られるから
辞めてほしいとLINEが。
それでも娘は先輩たちとのお付き合いをやめることなく楽しく続けていましたが、
皆と違う行動をしている娘はだんだんと部活の中でも孤立していくことに。
そのころから学校に行きたくない。
部活をやめたい。と言い出しましたが、
仲間から孤立していることを当時知らなかった私は、
「一度決めた部活を途中でやめるってどういうこと?」
「理由も言わずに辞めたいって言われてもやめさせるわけにはいかない」
と無理やり部活を続けさせ、学校にも通わせる努力(半ば力づくで)をしていました。
ある日、部活の帰り、娘が泣きながら震えて帰宅しました。
不登校の始まり。決定的な出来事へつづく。