速攻漢方の生薬 |   アロマな漢方薬剤師の日々@ばらのまち福山

昨日は、岡山漢方研究会
その備忘録として

【講座1:速攻漢方の生薬】

以前、こちらのブログでもご紹介した
「速攻で直る漢方」 井斎偉矢氏 著
  この著書を入り口にした講座

まずは、参加者の体験から
速攻漢方と実感しているものを
思いつくまま挙げてみると、下記の様な結果でした。


・麻杏薏甘湯
・芍薬甘草湯
・麻黄湯
・抑肝散
・五苓散
・葛根湯
・麻黄附子細辛湯
・小青竜湯
・桔梗湯
・麦門冬湯

やはり
風邪薬、花粉症薬が多いですよね。

頓服薬として
ガツンと効いてくれます。


「速攻で治る漢方」には
目次としても紹介されていますが

<漢方薬の速効性を支える3つのポイント>
1.免疫を高め、過剰な炎症を抑える
2.微小循環を改善する
3.体内の水分をピンポイントで調整


風邪薬・花粉症薬として速効性を支えているのは
この中の「1.免疫を高め過剰な炎症を抑える」




これらの処方に用いられている生薬
麻黄・桂皮・芍薬・細辛・甘草
単品で、あるいは処方された漢方薬で味見しましたよ。

岡山漢方2月


桂枝湯桂枝加芍薬湯
味はもちろん似ているけれど
桂枝湯の方が、甘くて美味しい。

芍薬が増えるとその分甘みが抑えられる?
でも、酸味とまでは言えない。

麻黄附子細辛湯
身体が温まりそうなスパイシーな味

小青竜湯
相変わらず まずい!


今日は、この辺で(^ー^)