家に夏ミカンや
ハーブの『ヘンルーダ(ルー)』が植えてあり
ミカン科の植物を好むアゲハ蝶が卵を産み付けるので
時どきアゲハの幼虫(いもむし)を目にします
ドライフラワー作りで水に活けてるラベンダーに
アゲハ蝶のサナギが付いていました
家で見かけるアゲハの幼虫は
「ナミアゲハ」が多く
カラフルで芋虫嫌いの方は
なおさら抵抗感があると思われる
「キアゲハ」はごく少数です
年々個体が減っている昆虫類ですが
今は虫嫌いの方が増え、パパでも
若い世代は苦手の方が増えましたね。
アラカンの私は今より自然が豊かな環境で
育っているので
G(ゴキブリ)やゲジゲジ、ナメクジや
刺されると怖いハチ類以外は
けっこう耐性があり
ダンゴムシも可愛いと思う方です
有名な絵本の『はらぺこあおむし』の
モデルとなったアゲハ蝶の幼虫などは
毛虫と違い毒もありませんし
きれいなグリーンに丸みを帯びた姿は
可愛いなと思っています
そんなアゲハ蝶の幼虫は
娘38才が小学生の時
近所の山椒の木にいたのを
20頭ほど山椒の葉っぱと一緒に家に連れ帰り
飼育ケースで毎日観察する事に。
20頭のアゲハの幼虫を
育てるために、当時小3の娘は
毎朝早起きして山椒の葉っぱを
せっせと採って家に運びました。
すくすく育つアゲハ20頭の幼虫は
食欲旺盛!
そんな幼虫にひもじい思いをさせないために
毎日大量の山椒の葉っぱを
採るのも大変で
娘は泣きべそをかきながら
育てていました
アゲハの幼虫を飼育はじめてから
20頭の幼虫は
順々にサナギに。
この観察で図鑑などの知識の他に
サナギになり立ては
くねくね動く事がわかりました
そして、20頭全てがサナギになり
泣きべそをかきながら
山椒の葉っぱを採って
アゲハの幼虫を育てた娘の苦労が
ついに報われる日がやって来ました
朝、目覚めると飼育ケースの
中に羽化しかけたアゲハ蝶が
サナギになってから
1週間から10日ほどで
すべてのサナギが羽化
苦労して毎日、アゲハの幼虫の面倒を
見ていた娘は大興奮でした
現在アラフォーとなった
娘とアゲハの幼虫を育てた苦労は
想い出と共に語り草になっています