✩2016.12.19
12月1日に左胸全摘術を受け、12月14日には術後病理結果が出ました。
病理結果説明時に主治医K先生からオンコタイプDXの説明を受けました。
(前々記事の通り)
私の病理結果では、術後の標準治療は「ホルモン療法」のみです。
しかし乳がんといってもタイプは十人十色。
同じ治療を行っても1人1人で治療効果は違います。
オンコタイプDXは、乳がんの遺伝子を調べることで、乳がんが再発する可能性と術後補助療法を予測する検査です。
オンコタイプDXの検査を受けるか否かは任意です。
今日はオンコタイプDXの検査を申し込むか否かをお返事するために診察予約をしていました。
この日は旦那が同行してくれました。
先に手術の傷口チェック。
特に問題なく、液も溜まっていなかったので、抜かずに済みました。
傷口には茶色のテープを貼り替えていただきました。
次にオンコタイプDX申込のお返事。
「オンコタイプDXの申込をします」
とK先生に伝えました。
私の中ではあまり悩むこともなく、申込する方に気持ちが固まっていました。
「後悔のない治療を受ける」のが私のモットーです。
このままオンコタイプDXの検査を受けず、標準治療であるホルモン療法だけ受けて、万が一再発してしまったら…「抗がん剤治療も受けておけば、再発しなかったかも知れない」と後悔だけはしたくないのです。
これは7年前に肺がんで亡くなった父の影響が大きいです。
肺がんの手術で片肺の3分の1を切除し、目に見えるがんは取りきりました。
術後補助療法として、抗がん剤治療を受けるか否か選択を迫られました。
かなり前の話で記憶は曖昧ですが
「抗がん剤を受けても、受けない場合と5%しか再発率は変わらない」
と当時の主治医に言われ
「たった5%の違いであれば、抗がん剤の辛い副作用を考えると、抗がん剤は受けない方がいいよね」
と術後補助療法は何も受けませんでした。
その後 父は再発・転移して、結局は再手術と抗がん剤を受けました。
初めに抗がん剤治療を受けていても、再発していたかも知れません。
でも、再発していなかったかも…という後悔はありました。
当時の後悔を思い返すと、やはり今回オンコタイプDXの検査は私にとって必要だと思ったのです。
この検査結果で「高リスク」となると、ホルモン療法に加えて抗がん剤治療もプラスされます。
はっきり言って検査結果を聞くのは怖いです。
でも後悔をしないため、より高い根治性を目指すためにも勇気を持って検査を受けます。
この検査は健康保険適用外で、A病院での費用は37万円+taxかかります。
現在厚労省に保険適用の申請中だそうで、適用されると、費用の面でも もっと多くの人が受けることができるのではないでしょうか。
日本では未実施なので、アメリカへ送って検査します。
通常3〜4週間で検査結果は出ますが、年末年始を挟むのでもう少しかかるかも知れないです。
せっかくなので、結果が出るまではのんびりお正月を過ごしたいと思います♡
診察室にてオンコタイプDXの申込をした時は旦那は特にK先生に質問などもなく、ただ黙っていました。
でも帰りの車の中で
「検査結果が高リスクとは何をもって高リスクというのか?根拠は?」
「抗がん剤併用した方がいい場合、どの抗がん剤が個々の病状に合うのか、この検査でわかるのか?」
「そもそもアロマの病理結果ではホルモン療法だけで大丈夫、抗がん剤までしなくていい、とK先生は思っていたのではないか?」
など、まくし立てられました。。
「そんなに言いたいことがあったなら、何で診察室でK先生に聞かなかったの?」
と言うと
「いま思いついたから」
だそうです。
ちーん。。
でもいいんです。
私は検査を受けると決めたから‼︎