✩2016.11.1

前日K先生から、右内側細胞診結果が良性であること、PET検査の結果 転移はなかったことを聞きました。

その結果を踏まえ、今回患側である左側の手術方法の選択を一晩で決めてくるように言われ、家族会議した結果を今日報告しに来ました。

手術方法は2通り。

①ひとまず温存で手術を進め、術中迅速診断で腫瘍の広がりを確認し、3cm以下なら温存、3cmを超えれば全摘に手術方法を変更する。

②はなから全摘で手術する。

意を決してK先生に返答しました。

「②全摘でお願いします‼︎」

…K先生は驚かれていました。

「①じゃなくていいのですか?」と。

昨晩色々悩みました。

旦那はK先生と同じく①の温存を推していました。

残せるものは残した方がいいじゃないのか、と。

でも私はひそかに全摘でいこうかと考えていました。

理由は2つ。

1つは元おニャン子クラブの生稲晃子さんの闘病の話。

初期の乳がんで温存手術。
その後 再発して温存手術。
その後 再々発して全摘。

もし温存手術をした後に再発したら…後悔してもしきれない。

もう1つは7年前に肺がんで亡くなった父の話。

片肺の3分の1を切除し、その時 目に見えるがんは全部取りきれたのに、転移・再発しました。

父の闘病生活を目の当たりにしてきて、再発の怖さを人一倍知っています。

部位が違えば考え方も違ってくるのかも知れませんが。

少しでも再発のリスクを押さえられるのであれば、思い切って全摘にするのがいいのではないかと。

全摘後の娘の反応も気になるところですが、やはり命には代えられません。

片乳なくしても母は母です。

いつかわかってもらえる日がくるはずです。



父の話をした後、あらためてK先生に全摘でお願いしました。

手術日は12月1日に決まりました。

ちょうど1ヶ月後です。
(結構先だなぁ)

全摘と決まったので、再建についてもK先生から説明がありました。

再建については別記事にて紹介させてください。

今日は手術に向けて検査をいくつか受けて帰りました。
(血液・尿・心電図・肺活量・胸部X線)

この検査の結果は、11月7日に聞くことになりました。




温存でも済むかも知れないのに全摘を選んだ私。

どちらが正解かはわかりません。 

ネットで全摘した方の写真を検索してみました。

決断したはずなのに、気持ちが少し揺らぎました。

長生きするために全摘を選んだけど、術後初めて傷跡を見たら…どんな気持ちになるか想像がつきません。

あとで後悔するくらいなら全摘でいいよ、と背中を押してくれた義母と旦那。

辛い選択だろうけど、アロマが決めたならそれが最良の選択だと言ってくれた心友。

自分が選んだ道を信じて、また1歩前進します。




✩2016.11.7

術前検査結果。
(血液・尿・心電図・肺活量・胸部X線)

→特に問題ないようでした。