✩2016.10.31

今日は下記2つの検査結果がわかる日です。
①右内側パチンコ玉の細胞診の良悪性
②PET検査でのリンパと他臓器への転移の有無

義母・旦那・私の3人で診察室へ入りました。

今日この結果を聞くまで、人生で一番生きた心地のしない日でした。

主治医であるK先生が開口一番

①細胞診の結果 “良性”‼︎
乳管内に乳汁がたまる(乳瘤という)で、授乳中に溜まるミルクの鬱滞によりできるもの。

②PET検査の結果 “転移なし”‼︎
ただし がんの種類によってはPETでうつらないものもあり、100%ではない。

それを聞いて、私たちは心の底からホッとしました♡

神様、ご先祖様、ありがとうございます♡♡

「最近渇いた咳が出たら肺転移か?とか、物忘れが続いたら脳転移か?とか思っていたんです」
と私が言うと

「咳は空気が乾燥してるし、ストレスによるものもあるかも知れませんね。
脳転移もしていないから、気にしすぎですよ」
とK先生は仰ってくださいました。

「左乳は全然自覚症状がなかったのに、最近違和感が急に出てきて…。
がんが急に進行するということはあるのですか?」
と質問すると

「それは気にしすぎてるから違和感が出てきただけでしょう。
それにこの腫瘍は5年くらい前からできていますから、急にできたものではないですよ」
とK先生。

…あれ?5年も前からできてたの??

確かにマンモを受けたのは5年ぶりだから、ありえる話です。

5年で3.2cm。

スピードがゆっくりな腫瘍でよかった。

まさに “ 病は気から ” ですね。




ただし、先日おこなったMRIで右外側(健側)に所見あり(←えっ?右外側も?)。

これはエコーでも良悪性がはっきりしないらしく、後日別の病院のMRIにて再度検査要。

別の病院であるI病院のMRIは最近 新型機種に入替し、A病院より精度が高いそうです。

先生は放射線のスペシャリストがいるらしく、見る先生が変われば見立てもまた違ってくるのだとか。

主治医のK先生はその場でI病院へ予約の電話をしてくださり、なぜか左右別の日(片乳ずつ)検査することになりました。

右 : 11月25日
左 : 11月28日

約1ヶ月近く先の予約になりましたが、これには理由があって。

生理開始後5~12日に検査すると造影剤の効果がよく現れてはっきり写るそうで、生理開始を予測しての予約となりました。



そして手術方法についての話になりました。

「温存(部分切除)」か「全摘」か。

腫瘍が3cm以下、かつ乳房の4分の1以下の摘出であれば温存可能。

私の腫瘍は推定3.2cmですが、全てが悪性とは限らないので、ギリギリ温存できるかも知れません。

そこで提案された手術方法が2通り。

①ひとまず温存で手術を進め、術中迅速診断で腫瘍の広がりを確認し、3cm以下ならそのまま温存で、3cmを超えれば全摘に手術方法を変更する。

②はなから全摘で手術する。

温存と全摘での再発リスクについて尋ねました。

一般的にリスクは同じと言われているが、K先生個人としては温存の方がリスクが高いかな…とのことでした。

どちらか決めないといけませんが、メリット・デメリットがあるため即決はできません。

そこで思い切ってK先生に質問しました。

「もし先生が私ならどちらを選択されますか?」

K先生は
「とりあえず①でかなとは思うけれど、どちらがいいかはわからないですよね」

医師だからもちろん断言はしなかったけれど、先生は①を推している様子でした。

即決はできないので、話を持ち帰ることにしました。

でも返事は急がないといけないようで、結局翌日再度来院し返事することになりました。





診察室を出た後、ひとまず転移はないとのことで義母と抱き合いました。

がんであることには変わりないけれど、転移の有無は私にとって大きな山でした。





帰宅して娘が寝たら、手術方法について家族会議です。