✩2016.10.24
診察室にて病理組織診断報告書を指し示しながら、左乳がんの告知を主治医であるK先生から受けました。
先日撮影したMRIの画像を見て
「右内側にパチンコ玉のかたまりがあってね。多分良性だと思うんだけど、念のため今日細胞診をしておきましょう」
…え?
右側は全く問題ないと思っていたので、寝耳に水でした。
細胞診は先日おこなった針生検よりも簡易な感じでした。
エコーを撮りながらパチンコ玉めがけて細い注射針を刺し、そのまま細胞を吸引します。
局所麻酔もありません。
この右内側パチンコ玉の細胞診の結果は1週間後に出る、とのことです。
エコーでリンパの辺りも撮ってもらいましたが、エコーで見る限りではリンパ転移はないかな?と仰ってました。
「リンパと他臓器の転移の有無を確認したいので、PET検査の予約を取ってください」
と言われ、10月27日に予約を取りました。
A病院はPET検査の施設も持ち合わせているので、その点では1つの病院で何でも完結できるため便利だと思いました。
今日受けた右側細胞診と27日におこなうPET検査の結果は、10月31日にK先生から聞くことになりました。
今日のK先生の診察はこれで終わりましたが
「帰る前にPETセンターで次回受けるPET検査の説明を受けてください」
と言われ、今度は診察室からPETセンターへ移動しました。
足取りはとても重かったと記憶しています。
左乳がんの告知
手術のこと
右側にも病変あり?
転移を調べるためPET検査??
終始冷静には聞けましたが、内容が盛り沢山でついていくのがやっと…という感じでした。
K先生は日常のように数多くの患者さんに告知やら手術やらしていると思うと、医者の精神力は半端ないと感心してしまいました。
PETセンターで説明を受け会計を済ませたあと、疲労感がどっと押し寄せてきました。
1ヶ月間検査を重ねてやっと良悪性の区別がついたことにはスッキリした気持ちもありました。
ついに乳がんデビューです。
帰りの車の中で旦那がまた
「何食べにいく?」
と聞いてきました。
正直全く食欲がありませんでしたが、喉はカラカラでした。
「お腹すいてないけど喉乾いたから◯◯cafeに行きたい」
とリクエストし、行きつけのcafeへ。
コーヒーも食べ物も美味しいお店ですが、ランチセットのホットドッグを食べても今日は全然美味しくありませんでした。
というか味がわかりませんでした。
少しかじっただけで、あとは旦那にあげました。
「病気になっちゃってごめん」
「いいよ別に」
…続きます。