なかったことにする薬膳と簡単エイジングケア薬膳でアラフィフからのカラダを整える、大阪・枚方の簡単エイジングケア薬膳講師・エイジング料理研究家、モーリーこと森澤孝美です。

 

 

8月も半ばになりました。

8月に入ってからすっかり更新できていなくて、「復活したんじゃないのか~??」と有言不実行になっていました。

 

 

実は、私の実家の84歳になる母の元に下宿中の大学生の娘が陽性になりまして・・・

 

 

前回のブログ更新の翌日からバタバタして、実家へ行っておりました。

 

 

幸い、娘は軽症で2日目には解熱。

母も感染せずでした。

 

 

今日は、タイトルにある通り、高齢者と同居や基礎疾患があって感染すると重症化する危険性のある家族と同居の場合、どうするか?について私の経験をもとに書きます。

 

 

これは2022年8月初旬の状況です。

お住いの自治体や保健所のホームページで最新状況は確認してくださいね。

 

結論から言うと、いくつかのケースを想定してシミュレーションしておくことをおすすめします。

 

 

これはわが家が失敗したので。

 

 

なんとなく周りで陽性だったと聞いても、どこかでウチは大丈夫、前にもこんなことがあったけれど無事だったからと、今の状況がもう2年半にも及び、自分事として考えられなくなっていないか振り返ることが大切です。

 

 

おそらく、当初から報道等で知っている、軽症者・ローリスクの若年層は療養ホテルで療養できると思っている方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

 

ですが、実際には、娘は自宅療養しか選択肢がありませんでした。

肺炎の既往歴があり心臓弁膜症の持病のある祖母との二人暮らしであっても。

 

 

都道府県によって記載方法が違ってわかりにくい

お住いの都道府県によって、ホームページの記載に違いがあります。

 

 

 

陽性になった本人についての記載は、各自治体共にホームページに記載されているようですが、書き方がまちまちなのでわかりにくい自治体と、わかりやすい自治体があります。



ちなみに神奈川県では「新型コロナウイルス感染症の検査(PCR検査等)を受けたすべての方へ」「抗原検査キット等で陽性判定が出た方へ(医療機関を受診していない方」と細かくケースごとに分けて書かれています。

 

 

 

 

 

感染の急拡大で医療機関が大変混み合っています。真に医療が必要な方の命を救うため、重症化リスクの低い方は、抗原検査キット等でセルフテストを行い、医療機関を受診せずに療養ができる「自主療養届出制度」のご活用をご検討ください。
なお、「自主療養届出制度」は、各社の保険金請求が可能です。対応保険会社・団体一覧

「新型コロナウイルス感染症対策ポータル」より抜粋

 

 

 

 

 

 

医療機関のPCR検査で陽性が確定されなくても、自主療養届出制度を利用して保険会社に保険金請求が可能なことも書かれていてとても親切で分かりやすいです。

 

 

ただ、今回のように、本人は若くて基礎疾患もなくローリスクでも、同居家族が高齢で基礎疾患のあるハイリスク者であるケースについての記載は見つけることができませんでした。

 

 

高齢者でなくても、妊娠中や循環器系疾患、高血圧などのハイリスク者と言われている人と二人暮らしの場合は、都度、問い合わせて聞いてみなければなりません。

 

 

埼玉県のホームページには、神奈川県で書かれている自主療養届出制度についての記載はなく、あくまでも医療機関で陽性の判定が無ければ、自主的に療養していてもカウントもされません。

 

 

 

 

普通、自分が住む自治体のホームページ以外は比べてみることも無いので、ここまで書かれていることに差があることに驚きました。

 

 

このホームページしか見なかったら、神奈川県が自主療養届出制度や療養証明書を発行していることも知らないでしょう。

次に、大阪府です。

〇重症化のリスク因子となる疾病等(※)を持たない75歳未満の方へ
 ※重症化のリスク因子となる疾病等:ワクチン未接種(ワクチン接種が1回のみの者も含む)、悪性腫瘍、慢性呼吸器疾患(COPD等)、慢性腎臓病、心血管疾患、脳血管疾患、喫煙歴、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満(BMI 30以上)、臓器の移植、免疫抑制剤、抗がん剤等の使用その他の事由による免疫機能の低下、妊娠している方)

・原則宿泊療養とし、必要な情報を、携帯電話のショートメッセージサービスでお知らせいたします。
 ただし40歳未満で重症化リスクがなく、感染管理対策が可能な場合は原則自宅療養です。(同居家族に高齢者、免疫不全等要配慮者、医療・介護従事者がいる場合は宿泊療養も可です。)

大阪府公式サイトより抜粋

 

 

 

 

 

大阪府のサイトには、重症化リスクを持たない75歳未満は、原則宿泊療養だが、40歳未満で重症化リスクが無く感染管理対策が可能な場合は原則自宅療養と書かれています。

 

 

ただし、同居家族に高齢者、免疫不全等要配慮者、医療・介護従事者がいる場合は宿泊療養も可です。
と明記されているのです。

 

 

私は自分の住む大阪府のホームページを見ていたので、各都道府県共に同様だと思っていました。

 

 

そのため、娘が万一陽性になったら娘は当然、ホテルの宿泊療養ができると思い込んでいたのです。

 

 

宿泊療養できれば、ハイリスク者である高齢の母と娘は同じ家の中で過ごさなくてもいいと。

これが大きな誤算でした。

 

娘の陽性から療養の流れ


娘は、民間のPCR検査で、検査の二日後に陽性が分かり、センターに今後どうすればよいかを聞くと、保健所に届けるよう言われたそうです。

 

 

その日は保健所に電話がなかなか繋がらず、やっと午後に繋がった際、保健所からは若いことと基礎疾患が無いと言う理由で自宅療養になると言われました。

 

 

同居の祖母の事を説明すると、発熱外来のある医療機関を受診し、そこで陽性反応が出れば自動的に保健所に登録されるという説明のみ。

 

 

医療機関で陽性の判定が出れば、もしかしたら宿泊療養の申込みだけでもできるかも?と娘が言われた発熱外来で確定検査を受けることにしました。

 

 

発熱外来は全て電話による予約制。

全く電話が繋がらず、繋がった時には明日の予約は定員に達したので締め切り。やっと予約が取れたのは発熱してから3日目で、その時はすでに熱は下がっていたのです。

 

 

予約ができて安堵していたところ、受診する医療機関(市立病院)から娘に電話がかかり、民間で陽性が出たのに再度受診するケースは珍しいので詳しく状況を聞くとのこと。

 

 

説明すると、すでに解熱している事や咳が出ないことなどから、もし受診しても他の受診者は発熱して来るので、再感染するかもしれない。それを承知して来るように。

 

 

受診しても出せる薬は熱があれば解熱剤、咳が出るなら咳止めと対処療法のものになる。

それでも来るかを決めて、キャンセルするなら連絡するようにと。

あなたがキャンセルすれば別の一人が受信できるとも言われたそうです。

 


娘の症状から軽症だと判断されたのでしょう。

 

 

本当に毎日多くの患者さんを診察していて、なるべく軽症の人は来ないで欲しいのが本音でしょう。

 

 

保健所からは発熱外来を受診するよう言われたにもかかわらず、医療機関のこの対応。連携が取れていないのを感じました。

 

 

もっと熱が出ていたり咳が酷い人が連日予約の電話を続けるのは、相当キツイと思います。

 

 

わが家も娘と夫との二人で電話をかけていました。

 

 

母をリスクから遠ざけるための選択

陽性が出る前に、私からも状況を説明して保健所に問い合わせてみました。

 

 

結果は、本人に基礎疾患があれば若くてもホテルで宿泊療養もできるが、同居家族にリスクがあっても難しいとの事。

 

 

大阪府なら、条件に当てはまるので娘は宿泊療養できていたと思います。

 

 

現状、娘は家から出せないので、母の感染リスクを考えると母を家から出すのが一番だと電話に出られた保健所の方のアドバイスでした。

 

 

娘はPCR検査をした日から、部屋にこもりましたが、母には廊下まで食事を運んでもらったり、娘が必要なものを運んでもらうことになります。

 

 

明らかに高齢の母のリスクが高くなることは目に見えています。

 

 

母にはとても申し訳なかったのですが、ホテルに移動してもらう選択を取り、私が母に変わって娘の食事などのケアをすることにしました。

 

高齢の母の移動

本来は、母も娘と接触した日の翌日を1日目として5日間は自宅待機しなければなりません。

 

 

けれど、自治体にも保健所にも対応してもらえなかったので、やむなく母をホテルに逆隔離することになりました。

 

 

高齢ではありますが、普段は家事も自分のペースでできるので、ホテル暮らしも可能だとの判断からです。

 

 

実家からそれほど離れていなくて街の様子も分かっていて、緊張しない場所にあるシティホテルをネット予約しておきました。

 

 

当日は、母に宿泊の準備をしてもらいタクシーでホテルまで行ってもらいました。本当なら、私が先に母を車で送れたら良かったのですが、実家には車がなく私が到着するまで母を娘と同じ空間に居させないようにしたかったのです。

 

 

仕事を済ませ娘に送った食料を段ボールごと娘の部屋の前に置いてもらい、そのまま結果的に陽性が出た当日、母はホテルに移動しました。

 

 

母にはその日は家から持って行ったものを部屋で食べてもらい、私が着いてからは母には食事を運びました。

 

 

結局、母は待機期間満了までホテルで過ごし、その日まで無症状だったので帰宅してもらうことになりました。

 

 

娘には、発症から6日目と7日目に2回抗原検査キットを使って、検査をさせ二回共陰性でした。

 

 

 

この抗原検査キットも、ドラッグストアでは品薄で、薬事認証のものはほぼ手に入りませんでした。

 

 

研究用でも、見つけたら購入しておくことをおすすめします。

 

 

ネットで娘用に自治体に申し込んだ薬事認証のキット(1セット)は後で届きました。

 

 

娘が二回陰性であったことと、母が待機期間を過ぎて無症状であったため、私も自宅に帰って来ました。

 

 

各都道府県には、受診相談センターが設置されています。

電話は通じにくい可能性が高いですが、発熱や喉の痛みがあったら、まずはそこに相談するのが良いと思います。

 

 

指定のドラッグストアや調剤薬局では無症状の人を対象に抗原検査を実施している施設もあります。

 

 

もしかしたら、感染かも?となってから慌てないように、元気な時に自治体のホームページを見て、ご家族のパターン合わせて、どのように対応するのかをシミュレーションしておくと良いと思います。

 

 

また、国や自治体の対応も変わるので、情報のアップグレードも忘れないようにすると良いですね。

 

 

次回は、私が到着前に娘に送ったものを記事にします。

 

 

一人暮らし煮のお子さんや、単身赴任のご主人が陽性になった時のためにご参考にしてください。

 
 

 

 

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