エイジングケアの簡単薬膳でアラフィフからのカラダを整える、大阪・枚方の簡単エイジング薬膳講師・エイジング料理研究家、モーリーこと森澤孝美です。
奈良は日本の薬草の誕生の地と言われています。
日本書紀に「菟田野（うだのの）に薬猟（くすりがり）す。」と日本で最初に薬狩り（野草摘みと鹿の角狩り）が行われた記録があります。
宇陀市は、ロート製薬、ツムラなどの創始者の出身地です。
そんな奈良で美味しい薬膳ランチが食べられる場所のご紹介です。
奈良公園近くの、リゾートホテルふふ奈良。
新しくできたリゾートホテルです。板塀の色と奈良の緑のコントラストがステキ。
こちらのランチを。
何の変哲もない天ぷら御膳に見えますが…
このロケーションでランチが1,800円。デザートも付いてこのお値段！
人気なのは和漢の香り焼きカレーだそうですが、私は天ぷらをサッパリいただきました。
普通の天ぷら御膳のように見えて、実は美味しい薬膳ランチになっている
海老天などの他にセリ科の当帰葉の天ぷらがありました。
さすが奈良です。
左に見える緑のものが大和当帰葉
ふわっと鼻に抜けるセリ科独特の香り。当帰の根は、当帰芍薬散などの血の道症と昔から言われて来た女性の不調にスポットを当てた漢方薬の原料です。
貧血やめまいなどの血の不足から来る症状や生理痛などの改善にも効果があると言われる女性の味方。
県をあげて、今迄は廃棄されていた葉の効能を調べ、根の部分に劣らない効能に注目しています。
そのまま天ぷらにしたり、当帰味噌や当帰塩、入浴剤など、カラダを温め血巡り改善に良いと言われている当帰葉です。
セロリの様な香りが特徴で、病みつきになる人は病みつきになります。
海老は、体を温めエイジングケアの要である腎の底上げ食材です。
アスタキサンチンが含まれるため本当は殻ごと食べたら良いのです。でもそれは叶わないのでせめて尻尾を食べてしまえばよいですね。
殻の赤い色素、アスタキサンチンは強い抗酸化力があります。ガン抑制効果があると言われているんですよね。
外食でも、なかったことにする薬膳が美味しい薬膳ランチで実現されている
もちろん、揚げ物の時は大根おろしと一緒に食べて、なかったことにする薬膳の実践(⌒∇⌒)
そして、自然薯のとろろもついていました。
お出汁で伸ばしてあったので長芋のとろろくらいの粘りで食べややすくなっていました。
ご一緒した方のカレーにも自然薯のとろろ付
ヌルヌル成分に含まれる消化酵素は大根の3倍とも言われ、長芋より山芋、大和芋の方が粘りが強いので薬効が高いということです。
その中でも自然薯はスーパーではなかなかお目にかかれない特別感があります。やっぱり奈良は薬草の里ですね。
長芋、山芋系の芋類は自然薯も含めて腎の底上げ食材であり、胃腸を丈夫にしてくれるだけでなく、白い食材なので五臓の肺を強めるという働きもあるのです。
長芋で良いので、疲労回復のファーストチョイスとして、みそ汁の具に、お鍋に、輪切りにしてフライパンで焼いたり、てんぷらにして、じゃがいものマッシュと一緒に、とろろで・・・といくらでも応用できます。
スイーツもアンチエイジングを意識して選びます
場所を移して、有名なくるみの木系列の鹿の舟囀（さえずり）へ。
こちらでは、奈良県月ヶ瀬の和紅茶と栗のケーキを。
和紅茶は飲みなれているインドやスリランカ産のものより、ほうじ茶に近いような渋みの無いやさしい味で栗のケーキとよく合いました。
栗もエイジングケア食材で、元気の素の「気」を補い胃腸を強くする食材です。足腰の衰え予防にもなるため、若い頃はあまり好きでなかった栗を良く食べるようになりました(;^ω^)
エイジングケアを意識してスイーツを選ぶなら、栗を使ったもの、ベリー類を使ったもの、クルミなどのナッツ類を使ったものがおススメです。
ベリー類は足りない血を補う効能があり、ナッツ類は「気」を補い腎の底上げをします。
地面に植えたら、大きな木になるナッツ類は生命力の塊です。だからそれをいただくことで老化のスピードを緩めるのです。ナッツ類よ、ありがとう！！
帰宅してからもなかったことにする薬膳で食べたもののバランスを早めに戻す
今日は食べ過ぎました。今日の晩ご飯は控えめにして、帰ったら黒豆を食べておきます。
一日のうちでなかったことにしておけば、翌日カラダは軽いしお腹の調子も崩しません。
外食の時も、選んで食べれば薬膳です。
天ぷらを食べても胃もたれしていないのは、消化よく食べたからですね。
奈良では薬膳が食べられるお店がたくさんありますよ。
今ならツーリストが居ないのでゆったりです。
子鹿がピョンピョン迎えてくれました。
紅葉の頃は混雑するかもしれないので、ランチメインなら今がおススメです。
ふふ奈良でランチ中に子鹿が出て来たけれど、突然過ぎて写せず残念。
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