食べてみよう！薬膳食材「これはきのこです！」

秋が深まると食べたくなるのがおでんやシチュー、お鍋ですね。

働く主婦にとっては煮込み料理はありがたい調理法。

薬膳を学んでからお鍋に入れるようになったのがきくらげ。

小さいのが一般的な黒キクラゲ。大きいのが明日香グリーンファームさんのもの。

きくらげが身近ではない方もいらっしゃると思います。

ラーメンに入っているよね？中華炒めに入っているコリコリした食感のあれね？

こんな感じでしょうか？

きくらげという名前なので、くらげの一種と思っていらっしゃる方もいるみたいです。が、これ立派なきのこの一種。

広葉樹の枯れ木に生えるきくらげ。木から耳が生えているように見えるので「木耳」と書きます。

薬膳的には

血を増やし血行を良くして、血液中にこもった余分な熱を冷まして出血を防ぐ。血の滞りを改善。

腸を丈夫にして痔を改善。血便や出血に薬効を発揮。

血管を柔らかくする。

免疫力アップ。

（薬膳＆漢方の食材事典（ナツメ社）、東方栄養新書（メディカルユーコン）より）

使い方

乾燥のモノが手に入れやすいので、ここでは乾燥きくらげでお話します。

水戻しして、石づきを除いたら食べやすい大きさに切って、炒め物や鍋に入れる。

以前ご紹介した明日香グリーンファームさんの純国産黒きくらげは、一般に売られているものよりだいぶ大きいので、水戻ししたらビックリするはず（笑）

そして厚みと弾力も違うので、湯がいてポン酢で食べても美味しい。そのまま鍋に入れて鍋の具材としてもトロリとして「何これ～～～～？」となります

テレビ「よーいどん！」でも取り上げられてましたね。

これは栽培中のもの。

きくらげが苦手だったのに大好きになった方もいらっしゃいましたよ。

こんな時に使ってみてね

母が入院した時、毎日点滴で血管がもろくなり内出血で腕がパンパン。（点滴さすのが上手な看護師さんばかりじゃないですよね）

これを見たので、きくらげを舞茸、胡桃と煮たものを作って食べてもらいました。

傷口の回復を促し毛細血管を丈夫にする効能があるので。

お子さんが転んで出血！そんな時に傷口に熱湯消毒したきくらげを張り付けると傷が治りやすいという報告もあるとか？

どなたか試してみてください（笑）

アンチエイジング食材としても注目の黒きくらげ。

スーパーでは中華食材コーナーに（乾燥もの）。野菜売り場に（生のもの）にあります。

免疫力アップのためにも、特別なものじゃなく常食してね。

明日香グリーンファームさんの純国産黒きくらげはネットでも買えますよ。

アスカグリーンファームさんのHPはこちら

明日香きくらげ乾燥品 18g 【黒・ホール】

800円

楽天

※きくらげは生で食べると、皮膚のかゆみや腫れ、痛みを引き起こす成分が含まれているとのことなので必ず加熱して食べましょう。

知らなかった！国産という意味～きくらげ農園見学のブログはこちら

《プロフィール》

森澤　孝美

大阪、奈良、京都を中心に〝お料理苦手さん、時間が無い方の味方！普段のごはんをパパッと簡単に薬膳にする〟薬膳料理研究家・薬膳講師

体質と毎日の体調に合わせたものを食べることの重要性を伝えるため、日本の普段の食事に取り入れやすい薬膳講座を開講。

飲食店様への薬膳ランチメニュー・スイーツのご提案、体調・体質を中医学の五臓から読み解き、体質・体調に合った食材に落とし込む個別カウンセリング、アロマテラピーなどのセラピストさん向け薬膳講座開講。

東京都港区生まれ。埼玉県蕨市で育つ。

高校生での初めてのアメリカホームステイから、海外に関心を持ち外国語学部に進むが、語学は手段であり目的ではなかったことに気づく。ODA関連コンサル会社海外部秘書を経て女性が自立してできる仕事を探して転職。当時は珍しかった大手損保会社の人材派遣会社で英文証券オペレーターとして勤務するが、自立はできないと退社。インテリアコーディネーター資格取得をきっかけに、住宅設備メーカーで住宅照明計画業務と社内外で照明講師として７年従事。夫のイタリア転勤に帯同するため退職。イタリアにて３８歳の時第一子出産。帰国後はフリーランスとして１０年間照明コンサルティングと販売。自身の更年期をきっかけにカラダの状態を中医学で考察し食材の性質・効能で改善する薬膳を実践して不定愁訴改善。

【薬膳はじめの一歩（全四回）】入門編

【季節の薬膳（全五回）】初級編

他、単発講座、連続講座を朝日カルチャーセンターくずは教室、HDCセンター（グランフロント大阪）他で開講。

自身の体験談や豊富な例から分かりやすい講座と好評。

朝日新聞関西版にて「薬膳でスッキリ！デトックス＆むくみ改善」講座紹介記事掲載

インターネットラジオfmGIG「ハワイボスの楽々生きるラジオ』出演

インターネットラジオゆめのたね「女のキメ時！ライフプロデュースのススメ」出演

※　取材や執筆のご依頼もお受けいたします。

お申込み・お問い合わせはこちらから