彼女は航空会社の客室乗務員だったのですが、最近退職し
ロシアの日本企業に就職する事になったのです。
若く活き活きとした彼女はいつもとてもきれいで明るく
私もとても楽しいレッスン期間を過ごさせていただきました。
そんな彼女が旅立ちを前に送ってくれたメールに
「壁を乗り越えたその先の自分を見るために行って来ます」と。
しばし絶句。涙が出ました。
それは私が彼女との会話の中で話した何気ない言葉だったからです。
彼女がロシア行きを不安に思い悩んだり迷っていたりした頃
2人でいろいろを話をしていた時に、詳細は覚えていないのですがきっと
「先生はなぜがんばるのか？」というような質問をされたのかもしれません。
その時に私が答えたのが上の言葉。
私もスクールを運営しながら自分自身のスキルアップのために日々
努力する中で迷ったり困ったりイヤになったりすることがあるわけです。
でも、それでも前へ進もうと努力するのは
「困難を乗り越えてがんばったあとの、その向こう側にいる自分が見たいから」
そう思うからなんです。
そこには、どんな自分がいるのかしら？
限界までがんばったら自分はどうなっているのか？
自分だけでなく、その時にできる友人はどんな人？
教室はどうなってる？
それを、自分の目で見たい。その思いが支えなんですね。
そんな私の言葉を覚えていてくれたんだなあと・・・
私との会話がもしも少しでも彼女の不安を和らげたのなら
私もうれしいです。
彼女はアロマコーディネーター受験には間に合わず、
とりあえずは所定の講座を修了した段階。
いつか帰国した時にきっと受験しますと言ってくれました。
その日を楽しみにしています。
そして、その時にまた違った私をお見せできるよう私もがんばります。
行ってらっしゃい。
アロマの資格、フェイシャルトリートメントの資格、キャンドル作りについては
アロマスクール優香里
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