古くから日本で利用されていたサンダルウッドのご紹介です。
日本名では「白檀」という名で親しまれています。
お香や京都の匂い袋、扇子などにも利用されていますね。
甘くオリエンタルで官能的なこの香りは昔から貴族の香水として
なじみの深いものだったそうです。また、東南アジアでは宗教的な集会で
サンダルウッドを試用することによって瞑想やトランスを促すそうです。
またアーユルベーダやヨガの世界では7つのチャクラの開放に大きな影響を与えるとして重要な役割と果たしています。
■歴史
文献によっては世界最古の香料として4000年の歴史があるとか・・・。十字軍の遠征に出かけた男性が帰省するときにいろんなお土産の中にこのサンダルウッドが含まれており、それを貰った女性は心の底から心配することから開放されたという文献もあります。
■世界のサンダルウッドの利用法
インドでは「この香りが漂うところには邪悪な霊は踏み込めない」といい伝われており、ヒンズー教では周りを浄化するために、そして神々を喜ばすために焚かれています。
※セラピストの間では、「若い女性が男性をマッサージするときにはこの精油の使用を避けること」といわれる程、男性に対して催淫作用があるといわれています。
■特徴
ベースノート(3日間は香ります)
甘くウッディーでオリエンタルな官能的な香り
■サンダルウッドで好転されると思われるセクシャルな問題
セックスで大胆になりたい男性
セックスに対して抵抗感や羞恥心が強い女性
大胆なセックスをしてみたいカップル
フェロモンを出したい男性
※特にセックスに自身のない男性、インポテンツ、精力減退、早漏、遅漏の方の救世主です。
■主な成分
セキステルペンアルコール類のサンタロール、サンタレン
アルヒデド系フルフラール、
■ホルモンとの関係
サンタロールは女性のフェロモンといわれるエストロゲンと似た作用を示します。
また、骨盤内のうっ血を取ることから、骨盤内の血j流が良くなり感じやすく、バルトリン氏線液の分泌を促し、子宮を暖めます。セックスの経験が浅くポルチオで傷みを感じやすい人にお薦めです。
■主な働き
1、心への働き:非常にリラックスさせ、緊張と不安を和らげる。
2、体への働き:催淫作用、泌尿器系のトラブル、呼吸器系のトラブル、血行増進に有用性がある。
3、肌への働き:皮膚を軟化させることから乾燥肌、老化肌に有用性がある。
4、注意事項:衣類につくと洗っても香りが落ち難い。抑うつ状態の時には使用しない。光毒性があるとも言われている。
5、相性のよい精油:イランイラン、オークモス、グレープフルーツ、クレメンタイン、ジョンキル、サイプレス、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、バジル、パルマローザ、ブラックペッパー、フランキンセンス、ベチパー、ベンゾイン、ミルラ、ラベンダー、レモン、ローズ、ローズウッド
■木綿子の余談
アロマテラピーの基本は「自分がよい香りと感じるものは必要な香りである」とよく言われています。
この香りも独特な香りで、男性だけがよい香りと感じるカップルと女性だけがよい香りと感じる場合があります。私もこの香りが嫌いな一人なのですが、いつも不快な香りと感じるわけではありません。セックスに対して消極的になっている場合や、マンネリ化している場合、これでとても発情したことがあります。私はこの精油を「心を開放し、自由に快楽を貪るための精油」だと紹介しています。もし、いつものセックスに飽きてきたらこの精油を使ってみてください。
■ワンポイントアドバイス
特徴のある香りで好き嫌いがはっきりしますが、私はこの精油にグレープフルーツなどの柑橘系を加えて、オークモスなどを入れると非常に最高にいい香りです。私の中ではベストブレンドだとおもっております。