「良薬は口に苦し」と言いますよね。
「苦いけど、身体に効くんだから
我慢して飲んどけ」みたいな
例えば何か病気になってしまって、
それから回復するために必要ならば、
苦いお薬も我慢して飲む必要があるかもしれません。
でも、アロマに関していうと、
これは必ずしも当てはまりません。
例えば、一般的に“癒しの香り”と言われる
ラベンダー・アングスティフォリアですが、
実は「好きじゃない」と仰る方、
結構いらっしゃいます。
そういう方がラベンダーの香りを嗅いで、
「あぁ、癒される」
なんて思うことは無いんですよね。
何故かというと、
“この香り、ヤダなぁ~”と思った時点で、
興奮系の交感神経が反応して、
身体が闘争モードになってしまうから。
この“交感神経”と鎮静系の“副交感神経”は
まとめて“自律神経”とよばれているもので、
自分の意志とは関係なく
身体の調整をしてくれる神経です。
香りを嗅ぐと、その芳香成分が
人間の“本能”を司る大脳辺縁系に届いて
この自律神経に影響を及ぼすので、
ああしたいこうしたいと考える前に
身体が反応してしまうんですね。
なので、
“アロマテラピーで癒されたい”と思った時に
一番大事なのは、
「先ずは自分がその香りが好きかどうか」
です
心と体をホッとさせるには
好きな香りであることが絶対条件なんです。
ラベンダーは割と好き嫌いがわかれますが、
柑橘系は“キライ”という方あまりいらっしゃらないようです。
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