ご訪問ありがとうございます。
先日、洗濯用の洗剤が切れたので無香料の洗剤にいつもの如く精油を入れていたところ、とある精油がつぶつぶになって容器の底に沈んでいるのを発見
壁にピントがあってしまって写真がちょっとボケちゃってますが黄色いつぶつぶ、分かりますでしょうか
大体無くなって慌てて作るので、じっくり眺める時間などないのですが、今回たまたまみてみたら、なんか底につぶつぶがってなりまして。
今回入れた精油は、シナモン・カッシアさんとイランイランさん。(もう一つ何か入れたような気がするけど、個性の強いこのお二方にかき消されてワカラズ)
で、黄色いつぶつぶで沈んだのは、シナモン・カッシアさんでした。
最初どうしてだかってなったのですが、Facebookでつぶやいたらアロマセラピストさんたちが「比重では」とコメント下さって、あぁ、そうかと。
比重というのは、『ある物質の密度(単位体積当たり質量)と、基準となる標準物質の密度との比である。(Wikipediaより)』なのですが、アロマテラピーでいうと『水と比べて重いか軽いか』です。
ホントはもっと小難しい説明があるのですが、この本お持ちでしたら105頁をみてみて下さい。
殆どの精油は水よりも軽いので、水に入れたら浮くのですが、洗剤に入れても底に沈むのは珍しく、大体表面で広がるか、垂らした辺りでモヤモヤっと洗剤と馴染んで白くなるかって感じです。それが、今回黄色いつぶつぶになって沈んだので、面白いと思って写真撮ってみました。
ちなみに、比重が水よりも重い精油は、NARDのアドバイザーコースで学ぶ精油でいうとこのあたり
〇 ウィンターグリーン
〇 クローブ
〇 シナモン・カッシア
〇 ミルラ
40種類近い精油の中でたったこれだけと思うと、少ないですよね。
で、この比重って何のためにはかってるのかというと、この精油が本物かどうかを判定する基準の一つとして、数値を見るためです。
たとえば、先ほどのウィンターグリーンは、NARDの小事典ではこの比重の数値が1.161~1.187となっています。ご覧の通り、数値の範囲がものすごく狭いんですね。分析で出てきた比重の数値がこの値よりかけ離れていたら、その精油は「まがい物」かもとなるわけです。
私たちアロマセラピストが普通に精油を使っていくにあたり、この比重はそこまで重要かと言うとそうでもない気もしますが(比重がおかしかったら、分析に出した販売元がおかしいと気づくはずですし)。
精油の中には、水に浮かないものもあるよてことを知っておいても損はないかなと思います。
ちなみに、このシナモン・カッシアさんのつぶつぶはシャカシャカふったらしっかり洗剤に混ざってなくなりました。香りも、イランイランさんと馴染んで良い感じです
「精油が余ってしまう」というかた、お試しあれ
Aromanoは中央線国分寺駅から徒歩/バスで約20分。西武多摩湖線・一橋学園駅から徒歩12分。
詳細はお申し込み頂いた方に個別にお知らせしております。
自宅教室ですので、事前にお名前、ご住所、お電話番号などをお知らせ頂いております。予めご了承ください。
ご予約、お問合せは下の申込フォームよりたまわります。