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週末、NARDアドバイザーコースの初回を開催しました。
レッスン1の中で、“ペパーミント(精油)の香りとペパーミントウォーターの香りを嗅ぎ、両者の香りの相違を感じてみましょう”
といったくだりがあります。
ペパーミントウォーターとは、ペパーミントの芳香蒸留水(ハーブウォーター)なのですが、精油が成分のほぼ全てが芳香分子の集合体であるのに対し、芳香蒸留水は成分のほとんどが“水”です。
必然的に香りの濃度は違ってきますね。
例えば、先のペパーミントの場合、主な含有成分としては以下のようなものがあります。
◇ペパーミント(精油)
ℓ‐メントール 32.0%
ℓ‐メントン 29.9%
1,8シネオール 5.6%
酢酸メンチル 3.8%
◇ペパーミントウォーター
ℓ‐メントール 49.9%
ℓ‐メントン 22.7%
1,8シネオール 11.1%
テルピネン‐4‐オール 2.7%
参考
一見ハーブウォーターの方が含有量が多いように見えますが、これは0.0006~0.55%と言われる芳香成分量の中の%なので、めっちゃ少ないです。なので、香りの感じ方も違ってきます。
ハーブウォーターの中には、濃度だけではなくて含有成分も結構異なるものもあります。
例えば、カモマイル・ジャーマンウォーター。
含有している主な成分は:
◇カモマイル・ジャーマン(精油)
ビサボロールオキサイドA 30.6%
β‐ファルネセン 25.4%
ビザボレンオキサイド 10.7%
cis‐エン‐イン‐ビサイクロエーテル 10.3%
カマズレン 5.6%
◇カモマイル・ジャーマンウォーター
ビサボロールオキサイドA 75.1%
ビサボロールオキサイドB 6.0%
4-メチルアンゲリシン 6.0%
ビザボレンオキサイド 2.4%
(こちらも参考にしたのは先ほどの書籍です)
ビサボロールオキサイドAは同じですが、後は殆ど違った成分が含まれています。カモマイル・ジャーマンの精油はご存知の通り濃い青色をしており、香りもかなり独特ですが、ウォーターの方は特に色はなく、香りも穏やかです。というか、、、私はお漬物のニオイがするなぁと思いました
ローズやネロリは精油と同じような良い香りがするのですが、ラベンダーなども結構精油とは違ったニオイがします。それも含有成分の違いなのですね。
何を言いたかったかと言うと、
「同じ植物から採れたハーブウォーターでも、香りが結構違うものもあるので、びっくりしないでね」
NARDのアドバイザーコースでは、レッスン4でスキンケアに使えるハーブウォーターを詳しく学びます。
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