『特別展 ミイラ 「永遠の命」を求めて』に行ってきました | 小平・国分寺 おうちで出来る自然療法 手作りコスメ・クレイセラピー・ナード アロマテラピー Aromano

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上野の国立科学博物館で開催されている

 

『特別展 ミイラ 「永遠の命」を求めて』

 

をやっと観てきました。

 

 

 
 
“ミイラ”というとエジプトのイメージでしたが、世界中から43体ものミイラが集められ、地域ごとに展示されていました。
 
 
先ずは南北アメリカのミイラのセクションがあります。
 
北米のスピリット洞窟のミイラは、世界最古の自然のミイラで、南米のチンチョーロ文化のミイラは、世界最古の人口ミイラなのだそうです。
 
昔のミイラは研究対象ではなく、売買される“商品”でした。なのであまり研究されないまま、情報もかなりいい加減なものだったそうです。
 
女性や子供のミイラ、そして副葬品なども展示されていました。その中で目を引いたのは、ペルー北東部チャチャポヤス地方のコンドル湖周辺で作られていた袋詰めのミイラ。男女とも膝を抱えて小さくなった状態で布を巻かれ、さらに袋に詰められるような格好でミイラになっているので、見た目成人男性が入っているようには見えない小ささでビックリでした。この地域は、スペイン人に征服されてミイラも殆ど破壊されたそうですが、分かりにくい崖の中腹にあったココだけは、荒らされずに済んだそうです。今はレイメバンバのミイラ博物館に収蔵され、研究されています。
 
古代アンデスでは、ミイラになる事で死んだ後でも地域社会に一員として存在し続ける事が出来ると考えられていました。ミイラづくりにはあまり手を加えず、自然に任せる方法が好まれたようです。
 
一方、エジプトでは、死者自身の来世での復活のため、あくまでも個人の願いをかなえる目的で、ミイラづくりの技術も発達していきました。その手法は時代とともに変化していったそうです。
 
ただ、どちらも「亡くなった人の身体を永遠に存在させるため」という目的は、一緒だったようです。
 
次は古代エジプトのセクション。
 
石こうでできたミイラマスクや、ミイラにする際に取り出した内臓をいれておくカノポス容器、アミュレットという護符やミイラなどなど、展示物は沢山ありますが、アロマセラピストとして目を引いたのは、展示されていた“没薬”。
 
古代のものではなく現代の没薬=ミルラでしたが、アロマテラピーでは“ミイラの語源になった”と学びますよね。ただ、ここではちょっと違った説明がされていて、天然のアスファルト(瀝青:れきせい)の事を古代アラビア語では“ムンミヤ”といい、それが英語のMummy=ミイラの語源になったと書かれてました。
 
タールやゴマ油などの植物油、松脂などの樹脂は殺菌や防腐目的でリネンに浸し、没薬=ミルラやサフランは通常はスパイスや薬として使われいたけども、ミイラづくりでは主に香料として利用されていたようです。
 
没薬=ミルラは精神を安定させる働きや皮膚の損傷を改善する目的で使われますが、古代から同じような使い方をされていたんですね。
 
この後の「死者の書」に書かれていたヒエログリフと絵が、めっちゃ可愛かったです爆  笑
 
古代から長く続いたエジプトのミイラづくりですが、オスマン帝国の支配によりなくなりました。
 
 
この後はヨーロッパのミイラです。
 
今回のミイラ展のチラシデザインにもなっている「ウェーリンゲメン」の2体のミイラも、展示されていました。ヨーロッパの湿地帯で見つかったミイラですが、泥炭地のミイラは酸素やカリウムが不足するので、腐敗が抑制されるためにできるそうです。
 
その中で、酸性の泥炭地では骨が溶けて皮膚だけが残り、アルカリ性の泥炭地では、逆に皮膚は溶けて骨だけが残るとか。なので有名なウェーリンゲメンの2体のミイラは、皮だけなのですね。。。
 
ヨーロッパでは、教会に聖人のミイラを“聖遺物”として展示されているところも多いです。
 
 
この後、最後はオセアニアと東アジアのミイラです。
 
オセアニアのミイラは肖像頭蓋骨と呼ばれるもので、亡くなった方を埋葬した後、頭部だけ取り出して泥などで装飾を施し、仮面のようにして家の中に置いておくのだそうです。ヨーロピアンが入ってきてからは禁止され、今は木で作ったものを置くようになったとか。
 
日本は湿気が多いので、本来ミイラづくりには適さない土地です。が、いくつか残っているものがあります。
 
今回は江戸時代の兄弟のミイラが展示されていました。これは“自然ミイラ”といわれるもので、体内の脂肪が脂肪酸という除菌効果をもつ物質に変化する「屍蝋化」とう現象により、骨にならず自然ミイラとして残ったものだと考えられます。
 
後は、同じく江戸時代の本草学者で、自身の身体を使って実験をし、ミイラになったそうです。3Dの写真を撮ると、亡くなる直前に柿の種子を大量に食べていたことが分かったそうです。どうやってミイラになったのかを一切書き残してないので推測の域を出ないようですが、この柿の種子からでたタンニンが、身体を腐らせずにミイラ化させる原因なのではないかと言われています。
 
最後に展示されていたのは、「即身仏」というお坊さんのミイラです。今は福島県のお寺に安置されていますが、今回特別に3D撮影をして、ミイラ展に展示されています。
 
 
館内はもちろん撮影禁止なのですが、最後に装飾が施された棺に入って写真を撮る場所があります。
 
私はクマを置いて撮ろうかと思いましたが、時間なくてさっと横から棺だけ撮ってきました。
 
 
 

 

メモを取りながらじっくり観て回ったので、4時間近く会場にいた計算になります。9時のオープン前にちょっと並び、館内をメモを取りながら回りました。他の特別展は、当日であれば日付印を押してもらって再入場可だったのですが、このミイラ展は再入場不可でした。なので、最後にもう一度入口の方に戻り、気になったところを見て回ったのですが、12時頃は人であふれていて、展示物を観るのも大変でした。

 

2月24日の終了間近なので、これからもっと混むかもしれませんが、気になった方はコチラのリンクをどうぞ 右矢印 「特別展 ミイラ」

 

 

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