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少し前にFacebookで“ラベンサラ”の記事をシェアしました。
『【精油:ラベンサラ】~マダガスカル産まれの万能薬。特に冬には1本持っていたい精油~』
カモマイルとカモミール、ティートゥリーとティーツリーなど、カタカナ表記が違うだけで同じ精油はあるけど、この“ラベンサラ”と“ラヴィンツァラ”って、実は違う精油だったりします。
ラベンサラの学名はRavensara aromatica
ラヴィンツァラの学名はCinnamomum camphora CT(Cineole)
学名が違うという事は、精油を採る原料植物が違うもの(まれに例外もありますが)という事なので、“違う精油”なのです。
◆ラベンサラ◆
学名: Ravensara aromatica
科名: クスノキ科
抽出法: 水蒸気蒸留法
抽出部位: 葉
主な科学成分: チャビーコールメチルエーテル、αピネン、メチルユジノール、リモネンなど。
(ナチュロパシーのサイトより)
ラベンサラに関しては、NARDでもJAAでも学ばないので私は詳しく知らないのですが、ナチュロパシーさんのサイトによると、
『様々な効能を持っており、マダガスカルでは「万能薬」と呼ばれるほどに、古くから大切にされてきた植物です。伝統的には強壮剤や感染症に対抗する薬草とされていましたが、科学的な研究により、それ以上の働きがある事分かってきました。』
そして、セラピーとして利用する場合:
『鎮痛、抗菌、抗真菌、抗痙攣、抗ウイルス、利尿、強壮、去痰などの働きがあります。酷い咳、息切れ、呼吸器の詰まりをクリアにしてくれます。また体の疲れを癒したりする効果、リラックス効果、また気分の落ち込みや無力感のある時には力を与え、勇気を与えてくれる精油です。』
とのこと。
主な科学成分の“チャビコールメチルエーテル”には痙攣を抑えたり痛みを和らげたりする作用があり、また抗アレルギー作用、消化促進作用などもあるので、セラピーとして利用する際にその辺りが活きてくるんですね。
NARDのアドバイザーコースで学ぶ精油の中では、バジルに70~95%含まれている成分です。私は食べ過ぎたりして胃の調子が悪い時に、ペパーミントとブレンドして利用します。
ただ、チャビコールメチルエーテルには皮膚を荒らす危険性があり、皮膚刺激になることもあるので要注意です。利用する際には、植物油などで充分希釈することですね。
ラベンサラは試したことがないので、ナチュロパシーさんのサイトで購入しようかと思いましたが、こちらでは2020年1月時点ではもう取り扱いが無いようですね。
“ラベンサラ”で検索してもラヴィンツァラが出てきたりするので注意が必要ですが、生活の木さんのラベンサラは、Ravensara aromaticaの精油でした。参考までに
ラベンサラ エッセンシャルオイル 生活の木
1,966円
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◇ラヴィンツァラ◇
学名: Cinnamomum camphora CT(Cineole)
科名: クスノキ科
抽出法: 水蒸気蒸留法
抽出部位: 葉付き小枝
主な科学成分: 1,8シネオール、サビネン、α-テルピネオールなど。
私も大好きでよく利用する精油の一つ、ラヴィンツァラは、
「爽やかな香りの精油は、気分をリラックスさせ安眠を誘います。ユーカリ・ラディアタとともに、風邪やインフルエンザの予防や回復に利用すると良く、乳幼児や高齢者への使用にも適するため、家庭に常備したい精油の一つです。不眠症や心身が疲れた時にも役立ちます(NARDの「ケモタイプ精油小事典:Version3」より)」
主成分の1,8シネオールには、去痰作用、抗カタル作用、抗ウィルス作用に加えて、免疫調整作用や抗炎症作用があります。そして、アルコール類のα-テルピネオールには誘眠作用や抗炎症作用があるので、風邪っぴきにさんにはもってこいの精油です。内容成分がユーカリ・ラディアタととても似ているので香りも得意技も似てるのですが、1,8シネオールが少なめだからか、ラヴィンツァラの方が少し優しい香りのような感じがします。
ちょっと風邪気味の時にディフューズさせたり、寝る時にティッシュに垂らして枕元に置いておいたり。植物油やジェルで希釈して、息苦しい胸元や背中に塗布しても、呼吸を楽にしてくれます。
ラヴィンツァラもユーカリ・ラディアタも、使用量と使用法に注意すれば禁忌や注意事項のない精油なので、ご家庭では使いやすいと思います。
余談ですが、、、
ユーカリにもいろいろあって、JAAで学ぶユーカリは、“ユーカリ・グロブルス”という精油です。こちらは皮膚刺激があって禁忌・注意事項があるので、ちょっと注意が必要な精油になります。(詳しいことはいつか書くかも)
“ラベンサラ”と“ラヴィンツァラ”を間違って購入してしまったという方もいらっしゃいます。作用は割と似ている精油なので使えないこともないのですが、ラベンサラのほうは禁忌事項があるので、小さいお子さんやお年寄りは特に注意が必要です。
似てるようで異なる精油なので、購入される際は学名をチェックして下さいね
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