ご訪問ありがとうございます。
令和初日、
いつも手作りコスメでお世話になっている武蔵小杉の教室で、滋賀で『AROMA FUTURE』というアロマの教室を主宰されてる村川朋美さんの
『継続はリスクなり~自然なものと安全に楽しく共存するために考えたいこと~』
という、“安全性”に関する講座をまたもや受けてきました。
以前手作りコスメの師匠Shokoさんの大阪サロンで開催されていて、めっちゃ行きたい(でも遠くて無理)と思っていた講座が東京で開催される
これは行かない手はありません。
“またもや”
というのは、昨年9月にロバート・ティスランド氏の「精油の安全性ガイド第2版」が翻訳され、フレグランスジャーナル社から発売されてそれ関連のセミナーを欲張って「これでもか」と受講してきたからです。
その関連講座も、3月のロバート・ティスランド氏ご本人による『ロバート・ティスランドに学ぶ 実践版「精油の安全性ガイド」』セミナーで一件落着かと思いきや
最初に朋美さんから、「いろいろセミナーを受講されている紀子さんが、何故この講座に?」と聞かれたのですが、講師が10人いらっしゃれば10通りの“考え方”や“伝え方”があって、それぞれから学ぶものがあると思っているからです。
今回の朋美さんの講座も“安全性”に関するものですが、今までとはまた違ったアプローチで本当に楽しかったそして、先日の谷田貝先生と同じく、朋美さんご自身がまたとっても楽しそうにお話してくださるので、その雰囲気が伝わり難しそうな内容もすんなり入ってきました。
講義のテーマは、「継続するリスクについて考える」「広い視野で物事を考えてみる(マクロとミクロの視点)」の2点なのですが、最初に宇宙の成り立ちからお話があります。
もう、この時点で朋美World全開
お話は多岐にわたり、
○人の身体について・・・人の身体を構成している物とは?
身体に入ってくるものとは?
●食べるモノ
●肌に塗るモノ
●吸い込むモノ
いろいろな経路を通って、要るモノ・要らないモノを身体に取り込んでいるけれども、それが溢れたらどうなってしまうのか?
不調の段階からアレルギー発症など、好ましくない状態になっていきますね。そうならないために、入ってくるものを吟味するのも大事ですが、入ってしまった要らないモノをきちんと出せる身体に整えておくことも大事です。
この辺りは解剖生理学的なお話ですね。
たくさんの情報に溺れそうになったら、基本に立ち返ってみることも大事です。
自分が何を身体に入れているのか再度考え、シンプルなものに立ち戻ってみる、ということですね。
そして、経路は違っても身体に入ってくるものとして捉えると、食べ物も化粧品も精油も、全て“同じもの”という概念。
全てのものは密接に関わり合い、自分たちの身体にそれぞれで影響を及ぼし合っている、ということです。
そう考えると、“同じもの”を継続して長期間食べたり飲んだり吸ったり塗ったりして、体内に入れ続けるリスクが考えられます。
いくつかの例が挙げられてましたが、
「毎日使っていた石けんで小麦アレルギーを発症した」とか、「綺麗になりたいがために使っていた化粧品で白斑トラブルが」とか、記憶に新しいのではないでしょうか?
精油のアレルギーに関しても同じく、「継続して」「同じものを」「長期間」使っていたがために起こってしまったものです。
ここまでは「お肌に塗布してなったトラブル」でしたが、食べ物に関しても同じです。
どんなに“身体に良いですよ”と言われている物でも、その人の、その時々の体調に合ったものであり、また、その食物の特性(生だと毒性が強いなど)に合った方法で摂取しないと、効果的どころか逆効果になりかねません。
私もTVの健康番組好きでよく見るのですが、ことアロマテラピーに関しては良いことばかりが語られて「禁忌」に関しては全く触れられてなかったということがあり、モヤモヤっとしたことが何度かあります。
私はアロマテラピーの知識があるのでその危険性も分かりますが、そうでない方は危険が使い方をしてしまう可能性があるなぁ、と怖く感じたこともあります。
でも、もしかしたら私が知らない専門分野でも、TVで発信されていた健康情報で“間違ってる”とまでは言わなくても、一部注意が必要ではないか?と思われることも多々あるのだろうなぁ、と思います。
ちょっと話がずれましたが、何でも情報に振り回されず、「自分で考え」「自分で決める」。そして、出来れば「自分で行動する」ことは大事だなぁまた思った次第です。
リスクヘッジのお話もありました。
食物も化粧品も「お気に入り」を見つけるのは良いのですが、もしそれが何らかの理由で無くなってしまったら、その時点で大慌てになるのではなく、事前にお気に入りをいくつか見つけて置くこと。
“無くなる”といるリスクを“代替品をみつけておく”という事で分散するんですね。
お昼休憩を挟んで午後は、「精油の安全性ガイド」に則した毒性や刺激、感作といった“安全性”に関する専門的なお話もあり、精油の使い方に関して改めて気をつけなければと背筋が伸びる感じです。
朋美さんは“香り師”という資格を創設して、商標登録をされています。朋美さんのブログに、
『香り師は資格でもありますが、生き方であり在り方です。』
という記述がありますが、香り師というのはただ“調香というテクニック”だけでなく、心のことだったりそれから起こる周りの様々なことだったり、いろんなモノをひっくるめての“香り師”です。
今回一緒に受講したRisaさんは既に“香り師”としてご活躍ですが、いつも精油の効果効能や治療特性に目がいきがちなガチガチの頭をちょっと柔らかくして、「香り」を楽しみます。
朋美さん、ご一緒してくださった皆様、ありがとうございました♪
とりとめのない文章でしたが、最後までお読み下さりありがとうございました