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NARDとJAAの認定校
“アロマの手しごと教室 Aromano”を主宰しております
手作りコスメアドバイザ-;シカです。
最近本当に学びの日々ですが、今日も受講してきました『しっかり学ぶ 精油の安全性』by久保田泉先生。
先生は今日も分厚くて重いロバート・ティスランド&ロドニー・ヤング著の「精油の安全性ガイド」を携えて来てくださいました。
先日も『「精油の安全性ガイド」徹底活用作戦~第1回「皮膚」』でいずみ先生に精油の皮膚塗布に関するお話を聞いてきましたが、精油成分の持ついくつかの毒性の中でも、皮膚に対する有害反応は“予測困難”だと仰ってます。それは、精油を利用する受け手個々人の体質や、利用する状況によって変わってくるからです。
アロマトリートメントのクライアントさんは毎日施術を受けるわけではないと思いますが、トリートメントを施す側は、ほぼ毎日、時には一日に数人トリートメントをすることがあります。掌は成分が入りやすいそうなので、アロマトリートメントを施すセラピストは、常に精油成分を掌を通して体内に入れていることになります。ごく少量であっても、繰り返されることによってセラピストがアレルギーを起こす危険性は高まります。精油の濃度や頻度に気をつけるのは、自分はもちろん、大切なご家族やお友達の身を護るためでもあります。
私が認定教室をやっているNARDの「ケモタイプ精油事典 実践集」には、原液塗布や経口投与の処方が沢山載っています。精油の原液塗布や飲用をガッツリお勧めしてる方に、「ダメって言いながら自分たちはやってるじゃない」というような事を言われたことがありますが、私たちは安易に「飲めますよ」「原液塗布OKですよ」とお勧めしているわけではなく、メリットとデメリットを比較した上で、飲用であれば口腔内の粘膜刺激にならないようにハチミツに混ぜて摂取する、原液塗布であれば一回の量と頻度及び期間を限定するなどして、慎重に実施します。それでも殆どやらないのが現状です。何でもあり、というものでは無いのです。
今日は講座が始まる前と終了後に、実体験などをシェアする時間がありました。今日の15名ほどの参加者の中には、トリートメントをされてるアロマセラピストさんも何人かいらっしゃいましたし、講師活動をされてる方もいらっしゃいました。アロマテラピーを学びに来た生徒さんの中には、「危険性を知ると1%でも怖くて使えない」という方もいらっしゃるそうです。安心・安全にアロマテラピーを生活に取り入れていくためには、やはりその危険性も認識して学ぶことが大事だと思いますが、受け取り方って人それぞれなので、難しいところだなぁ、と思います。それでも少しでも納得のいくご説明が出来るよう、日々学びを深めていきたいと思います。
いろいろとビックリおっかないお話も飛び出しましたが、ご一緒させていただいた皆様と今後も情報シェアさせていただけたら嬉しいですね。