手作り石鹸のためのサイエンスセミナー | 小平・国分寺 おうちで出来る自然療法 手作りコスメ・クレイセラピー・ナード アロマテラピー Aromano

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手作り実験マニアがハマった手作りコスメとアロマとクレイの教室です。安全なものを楽しく一緒に作りましょう!初めてさんも大歓迎!

こんばんは!

 

小平でNARD JAPANのアドバイザーと

JAAのアロマコーディネーターライセンス資格、

両方を取得可能な

アロマの手しごと教室 Aromano”を主宰しておりますシカです。

 

Aromanoの『Mano』にはスペイン語で『手』という意味があります。

この言葉の通り、日常的に使えるアロマクラフトを

気軽に手作り出来るようになる教室です。

 
今日は生活の木@原宿で開催された長島司先生の
「手作り石鹸のためのサイエンスセミナー」を受講してきました。
 

 

長島先生のセミナーは

スパイスや精油の化学など、過去にいくつか受講したことがあり、

とても面白かったので今回も楽しみにしてました。

 

今回は

Part-1 手作り石鹸の化学と素材

Part-2 石鹸と香り     の2部構成

 

 
今回のセミナーはCPソープと言って、
植物油と苛性ソーダで作る本格的な石鹸を作るにあたり、
知っておくとよいですよ~っていう内容でした。
 
私は、既に素地があるMPソープしか作ったことがなく、
しかも化学が苦手なので内容は少し難しく感じましたあせる
 
IMG_20170707_213326883.jpg
<MPソープはこんなヤツアップ
 
CPソープは植物油のトリアシルグリセロールと
苛性ソーダ(苛性カリ)の化学反応(鹸化反応)を利用して、
石鹸を作る方法です。
 
MPソープの素地は、その反応を既に終わらせてるので、
後は溶かしてお好みで色や香りを加えて固めるだけ。
乾燥して固めるのも2~3日でOKです。
 
CPソープは色と香りを付けて固めた後、
成形して一月ほど冷暗所で乾燥させます。
その際、水分と一緒に精油の香り成分も蒸発するので、
香り選びの際に揮発性や残香性を考慮する必要があります。
アロマテラピーの調香ではミドルノートを基本にしますが、
石鹸の調香では残香性の高いベースノートを多めにします。
 
また、苛性ソーダとの化学反応で、
香りが全く変わってしまう精油もありました。
そういったことも踏まえて精油を選ぶことも大事なのですね。
 
香り以外でも、例えばハイビスカスの鮮やかな赤は、
苛性ソーダとの化学反応で色素が抜けて無色になるそう。
以前、私もバラの花びらをMPソープに入れたら、
茶色いレーズンみたいな色になってしまいましたが、
これも化学反応の一種なんですね。
 
今回はアロマテラピーの基材でもおなじみの
植物油やロウといった油脂の性質も詳しく学びました。
クリームなどの基礎化粧品や、
リップ、グロスなどの手作りコスメにも利用するので、
融点やヨウ素価の値など深く知れたのは良かったです。
 
にしても、まだまだ深い「化学」の世界。
学びは続きます合格