こんばんは!
小平でNARD JAPANのアドバイザーと
JAAのアロマコーディネーターライセンス資格、
両方を取得可能な
〝アロマの手しごと教室 Aromano”を主宰しておりますシカです。
Aromanoの『Mano』にはスペイン語で『手』という意味があります。
この言葉の通り、日常的に使えるアロマクラフトを
気軽に手作り出来るようになる教室です。
今日は生活の木@原宿で開催された長島司先生の
「手作り石鹸のためのサイエンスセミナー」を受講してきました。
長島先生のセミナーは
スパイスや精油の化学など、過去にいくつか受講したことがあり、
とても面白かったので今回も楽しみにしてました。
今回は
Part-1 手作り石鹸の化学と素材
Part-2 石鹸と香り の2部構成
今回のセミナーはCPソープと言って、
植物油と苛性ソーダで作る本格的な石鹸を作るにあたり、
知っておくとよいですよ~っていう内容でした。
私は、既に素地があるMPソープしか作ったことがなく、
しかも化学が苦手なので内容は少し難しく感じました
<MPソープはこんなヤツ>
CPソープは植物油のトリアシルグリセロールと
苛性ソーダ(苛性カリ)の化学反応(鹸化反応)を利用して、
石鹸を作る方法です。
MPソープの素地は、その反応を既に終わらせてるので、
後は溶かしてお好みで色や香りを加えて固めるだけ。
乾燥して固めるのも2~3日でOKです。
CPソープは色と香りを付けて固めた後、
成形して一月ほど冷暗所で乾燥させます。
その際、水分と一緒に精油の香り成分も蒸発するので、
香り選びの際に揮発性や残香性を考慮する必要があります。
アロマテラピーの調香ではミドルノートを基本にしますが、
石鹸の調香では残香性の高いベースノートを多めにします。
また、苛性ソーダとの化学反応で、
香りが全く変わってしまう精油もありました。
そういったことも踏まえて精油を選ぶことも大事なのですね。
香り以外でも、例えばハイビスカスの鮮やかな赤は、
苛性ソーダとの化学反応で色素が抜けて無色になるそう。
以前、私もバラの花びらをMPソープに入れたら、
茶色いレーズンみたいな色になってしまいましたが、
これも化学反応の一種なんですね。
今回はアロマテラピーの基材でもおなじみの
植物油やロウといった油脂の性質も詳しく学びました。
クリームなどの基礎化粧品や、
リップ、グロスなどの手作りコスメにも利用するので、
融点やヨウ素価の値など深く知れたのは良かったです。
にしても、まだまだ深い「化学」の世界。
学びは続きます