先日、ドライブ日和の秋晴れの日に、アイヌ文化交流センターで開催された講座に行って来ました。

一時間ほど車を走らせ、小金湯温泉のちかくで、景色も良く、山が近い。
 
アイヌ語での挨拶でスタートして、樺太アイヌと、北海道アイヌの文化の違いについて教えていただいたり、ポプュラーな植物から、初めて耳にする植物やその使い方などを教えていただきました。
ギョウジャニンニクは、ドライにすると、カリウムが10倍になるというのも興味深いお話しでした。
オオウバユリの球根から採ったデンプンで作ったお団子や、シソ科で、ミントそっくりな植物のナギナタコージュと言うお茶をいただきました。
 
 
展示室では、衣装や靴や、アクセサリー、食器など、生活に根ざした展示物です。
鮭の皮で作った靴。
油断すると犬が食べてしまうそうです。
イラクサを編んで布や糸を作ったそうです。
なかなか丈夫そう。
メディカルハーブではお馴染みのネトルです。
一冬雪に漬け込むと緑から、白になるそうです。
松浦武四郎は、北海道の名付け親で、江戸時代末から、明治にかけて活躍した探検家で、アイヌの人々との交流も深かったそうで、針も松浦武四郎にいただいたそうです。
それまでは、石などに穴を開けて使用していたので、針は、とても貴重で大切にしていたそうです。
アイヌ語でチセと言う、家にも入らせていただきましたが、外からみるより、とてもしっかりした作りでした。
すべてが生き抜く力のようなものを感じました。
アイヌの歴史では、長く続いた文化を否定され、アイヌ語が突然使えなくなったり、悲しい歴史から、目をそむけられない現実があります。
あらためて考えさせられました。
様々な思いを残して交流センターを後にしました。