子どもたちは、はじめは勝手が分からないまま お弁当をつくります。



自分で 献立を考え 買い物をし 調理し 皆で披露をし合い 食べた後のお弁当箱を洗う


これが、「お弁当の日」の決まりです。



こっそり お母さんに手伝ってもらった子もいます。


好きなおかずばかりだけど 自分ひとりで作った子のお弁当は どこか誇らしげです。 


すると 子どもたちは、友達より すごいお弁当を作りたくなります。



「子どもがお弁当作るなんて 楽~」


きっとお母さんは そう思いますが、それだけではないのが 「お弁当の日」マジック。



「海苔巻きの作り方 教えて」


「手作りハンバーグ どうやって作るの」


「今日のおかずは バランスが良いね」


「この味が いいんだよね」



いつの間にか お母さんも 背中を押されてくるのです。




そのうち、子どもたちは 親の手助けなしで 見事に1人で作ります。



そして 気付きます。



本当は、1人ではこのお弁当を 作ることはできないのだと。


1人では、この小さなお弁当箱の中の お米も お肉も お魚も お野菜も


何一つ 口にすることはできないのだと。





みんな つながっているのですね。



自分は 1人じゃない。


自分は ここにいていい。


食べる事は 命をつなぐ事。


たくさんの人たちが この命をつないでくれた。


周りにいる人たちに もっと 喜んでもらいたい。



たくさんの子どもたちが そう思ってくれるなら 未来はきっと 大丈夫。



講演を聴いて そう思いました。



素敵な 貴重な事を 学べた事に 感謝します。


ご縁を いただけた事に 感謝します。


同じ思いを持つ方々に お会いできた事に 感謝します。





今日も お読みいただいて ありがとうございます。