おかげさまで 子どもの中学校のPTA活動の一環により、


いろいろな方の講演を聴く機会に恵まれております。



その中で、大変心に残ったお話を わたしの主観もまじえて 少しずつご紹介しようと思います。




竹下 和男先生



香川県で学校の先生を勤められた、


子どもが作る「お弁当の日」 の提唱者でいらっしゃいます。



子どもが自分のお弁当を 年に数回作ることで


様々な事を 自ら学ぶ 食育を広めるため、日本全国 各地を飛び回っておられます。




今は、食べる事に苦労をしない時代です。


無理に自分が料理しなくても お金を支払えば


安くて 味もそこそこの、むしろおいしい食べ物は 街にあふれていますよね。



だからこそ 食について真剣に向き合わないと 味覚はおろか 命さえ危なくなるのです。


食生活が あまりにもめちゃくちゃな 大学生の実態を知り、


思わず ”息子はどうするだろうか” と


我が身を振り返りました。




そうなる前に 親として 何をしてやれたのでしょう?



栄養のバランスについては 調味料にこだわり、食べにくければ工夫して食べさせて来ました。


離乳食の頃から 幼稚園のお弁当までは、3食すべてを わたしが管理してこられたから。


その時期に、もう一つ しておく事がありました。

 


小さい子どもは お母さんのしている事を 真似したがりますね。


どのように対応されますか?



「あぶないから、あっちへ行って」


「一緒にしようか」



今のわたしなら、迷わず子どもにさせます。


3歳からでも 4歳からでも 


すこしずつ ひとつずつ 


炊事も 洗濯も 掃除も ひとりで出来るようになるまで。



もしも、私が してやりたくても 出来ないときでも 


そして・・・



そばにいてやる事が 出来なくなる時が来ても


子どもが生きていけるように。




講演は そんなお話から 始まったのです。







次回は、子どもたちがお弁当作りを通して 学んでいった事について ご紹介いたします。




今日も お読みいただいて ありがとうございます。