数多くのブログからお越しいただきありがとうございます。

練馬でアロマカウンセリング・アロマヘッドトリートメントをしている

和香(のどか)のいずみです。

 

またまた絵本の紹介です。

 

 

本当の幸せの味とは?

 

*******

 

「あのときのカレーライス」

きむらゆういち 作

伊藤秀男    絵

 

そのおとこは「まるで おうさま」と呼ばれていました。

お城のような家と美しい庭、召使100人。

はるかに見える山まで男の持ち物でした。

 

むかし びんぼうなおとこが、はたらいてはたらいて朝も夜もはたらいて

気が付くとあたりでは一番の大金持ちになっていました。

街でこの男のことを知らない人がいないくらいです。

 

働かなくても欲しいものは何でも手に入るし、街で一番の美人な女性と

結婚をして、子供もたくさんできました。

 

おもしろそうなことは全部やって、行きたいところも全部いって、美味しい料理も

全て食べつくしてしまいました。

そうなると何をしても面白くなくなりました。

 

ふと思い出したのが、まずしいときにおじいさんとおばあさんがまずしいにもかかわらず

ごちそうしてくれたカレーライスが特別おいしかったことです。

 

そうなると頭の中はそのカレーライスのことでいっぱい。

お城のコックを読んで作らせてもどれもちがう。

国中の最高の材料を集めさせても、違いました。

 

そのために、山やお店もいっぱい売って男の手元にはお金がどんどん

減ってしまいましたが、あのカレーライスを食べたいとこだわっていたので、

召使たちはあきれて皆辞めてしまったのです。

 

男は奥さんに「残ったお金を全部持って世界のカレーを食べに行くぞ」と

言いましたが奥さんはあきれて子どもを連れて出て行ってしまいました。

 

気が付けばまた男は貧乏になってしまい、ボロボロの格好で

毎日誰かにこき使われる日々でした。

何日も仕事がもらえず何も食べていなくて、疲れ切ってとぼとぼと歩いていると

足をふみはずし、がけから落ちてしまいました。

もうこのまま死ぬのだろうかと気絶して気が付くと

誰かの家の中に寝かされていました。

 

「うちはまずしくてこんなものしかないけど、よかったらおあがりなさい」

といって差し出されたのは、

まさに、男が探していたあのカレーライスでした。

 

男は涙を流しながら、やっとみつけたあのときのカレーライスを食べて

幸せをかみしめていました。

 

 

******

 

どんなに高いお金を払っても手に入らない味だったのですね。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 


【メニュー】
・アロマカウンセリング
・アロマヘッドトリートメント
詳しくはこちら

【場所】
練馬はぴねす

【ご予約】

nodokaroma@gmail.com
お名前・連絡先・ご希望の日時・メニューをご記入のうえ
上記アドレス受信可に設定してください。
24時間以内に返信がない場合は再度ご連絡ください。

【ご予約可能日】
最新スケジュールはこちら                                                                                                                                                                          

  ←公式LINEでお友だち追加をしていただくと、そちらから
ブログを確認していただけます
音譜 
よかったらクリックしてくださいね
虹