夏になると、さっぱりしたものが
美味しく感じられますよね
しょうがやワサビがきいただし汁をかけたお蕎麦とか
ソーメンを食べる時は、いつもハーブで昆布だしを取った物をベースにして麺つゆを作るのですけど
これがまた美味しいんです
世間ではカレーの売れ行きも良くなるようですね
わたしも、前世はインド人
って言われるくらいカレー好きで
先日も行きつけのカレー屋さんへ1人ランチしに行ってきました
カレーには、カラダを冷ますスパイスが入ってるので夏にも良いですよね
アーユルヴェーダでいうピッタ（火のエネルギー）を鎮める作用があるのがコリアンダーです
それに、スパイスは消化を助けてくれますね
元々スパイスはアグニ（消化の火）をあおるものなので、消化力が低下した季節に需要が増すのかもしれませんね
夏になって痩せる人は
アグニの低下によって消化・吸収が低下して栄養分が体内に取り込まれないために痩せるんだそうですよ
それがひどくなると
〈食欲不振〉になって…
・手足がだるい
・体力がなくなる
・眠い
・あくびが出る
・発汗過多
・消化不良
・思考力の低下
・だるい
・喉が渇く
・ボーッとする
・寝付きが悪い
・ほてる
・足腰が重苦しい
・横になりたい…
などの『夏バテ』の症状が出てくるのだそうです
また、夏にピッタ（火）が増加すると
そのバランスを取ろうとして「冷たいもの」を欲しますが…
冷たい飲食物を取ると、さらにアグニを低下させる事になってしまいます
それに、カラダが冷えすぎると
今度はヴァータ（風のエネルギー）が乱れる事になって
症状は更に複雑になっていってしまいます
夏に汗をかくことは『浄化』を促すことになります
汗をかくのが嫌だからといって
エアコンで適温の部屋に１日中こもらっきりでいたら体力も増加しませんね
アーユルヴェーダは
『生命の科学』
とか
『寿命の科学』
と言う意味を持つサンスクリット語です。
現代的な表現で言うなら
『ライフサイエンス』
病気の治療と予防
健康の維持、増進や若返りなども
目的としてわたし達に生き方の知恵を教えてくれる『生命の科学』です
夏バテの予防のセルフケアのひとつの対策として取り入れてみてくださいね
《食事の摂り方と内容に気をつける》
食事時間を規則正しくしましょう
食物の量は腹７分目から６分目に
（他の季節よりも少なめが適量です）
）よく噛んで（一口３０回以上）ゆっくりと食事します
きちんと数えてみると、３０回噛まずに飲み込んでしまってる事に気づくと思います
甘い果汁や穀物、白湯などでカラダを冷ましますが…
冷たい水分は、カラダを冷やしてヴァータを悪化させるので控えましょう
《環境条件、生活習慣を整える》
暑くて汗をかいても、出来るだけ自然の風を入れるようにします。
とはいえ、昼間は暑さが厳しいので
高齢者やお子様は室内で温度も調整して過ごすなど注意してくださいね
寝室には、刺激する色は避けて出来るだけ
緑や青など海や自然を思い起こさせるような色を使ってピッタを沈めます
香りでは、ペパーミントやローズ、サンダルウッドなどのピッタを鎮める香りを使うと良いですよ🌿
また、自然音（小川のせせらぎなど）のヒーリングミュージックを流すなど工夫しても良いかもしれませんね
また、
【サハジャアグニサーラ】という
消化を高める呼吸法もおすすめです
夏バテに関係するアグニを高める効果がある呼吸法なんです
息を吐いたあと、しばらく息を止めて
その間腹筋を使ってお腹を膨らませたり
凹ませたりします。
（コツは、お腹がぺったんこになるまで息を吐ききってからお腹を動かすんです）
）そして、無理のないところでゆっくり息を吸っていきます。
ここまでで１セット
これを3〜4セット行います
この呼吸法は
消化の促進
毒素の排泄の促進
栄養素の同化作用
循環促進作用
便秘解消
腹部の筋肉の強化
に効果があるんだそうです
（食後3時間、心臓病、高血圧、妊娠中、生理中はお控えください）
わたしはまだまだ、修行が足りないようで
かなりキツく感じます
ですが、この呼吸法『究極な腸活』にもなると思いますよ
ぜひ試してみてください
来週からは、また台風の予報もありますね
気候の変化でカラダがついてこない…
という方もいらっしゃるかもしれませんが
暑さに負けず、楽しい週末をお過ごし下さい