こんにちは
先日カモマイル・ローマンについて書いたので、
今日は同じキク科の植物である
カモマイル・ジャーマン
の精油について書こうと思います
学名は、
Matricaria recutita
(マトリカリア・レクティタ)
などと呼びます。
この始めにある
”Matricaria”
は、
”子宮”
という意味の
matrix
(マトリクス)
という単語が由来と言われています。
これは婦人病によく用いられていきたという歴史があるからです。
ドイツでは”母の薬草”
中国では”母菊”
と呼ばれ、家庭の民間薬としてよく使われてきたそうです。
そしてカモマイル・ジャーマンの精油は
花
の部分から抽出して得られます。
(お花から抽出されているので、値段もややお高めの精油です・・)
(カモマイル・ジャーマンの花)
精油の特徴は、
抗炎症作用や抗アレルギー、鎮掻痒作用を多くもっている
ことです。
そのため、痒みや炎症の緩和を期待することができます。
アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎によいとされる精油の1つです。
また、この精油の大きな特徴として、
"カマズレン"
という成分を含んでいることが挙げられます。
このカマズレンも上記に書いた作用をもっているので、
痒みや炎症がひどい時などに力を発揮してくれます
上の写真はカモマイル・ジャーマンの精油の入った化粧水ですが、少し青く見えると思います。
この紺碧色こそがカマズレンの色です
この色を
"アズレンブルー"
とも言います。
紺碧色の精油って珍しいですよね
ちなみにこのカマズレンという成分は他にも、
・タナセタム
・ヤロー
の精油にも入っています。
それなので、やはりこれらも紺碧色をしています。
(ヤローの花)
そして最後に、カモマイル・ジャーマン精油を使うにあたって注意点があります。
それは…
ブタクサアレルギーの人はアレルギーを示すことがあるので、パッチテストを行って安全を確認してから使用してください
ということです
安全にアロマテラピーを取り入れるために、ぜひ注意事項を守ってお使いくださいね