嗅覚のお話 ２

今日は両生類のイモリのお話です
イモリが出すフェロモンに「ソデフリン」という物質があります。
オスはメスを嗅ぎ分けて、相手がメスとわかるとオスはメスの頭のほうに回ってその進路をさえぎり
メスの鼻先で尾を細かく振って求愛行動をするといわれています。
このとき、オスは尾の穴からメスを刺激するフェロモン（ソデフリン）を分泌してメスを誘うそうです。
しかし、実際にオスの求愛がメスに受け入れられることは少なく、
たいていのメスはオスを振り切るように泳いで逃げてしまうので、
オスは新しいメスを見つけてはまた求愛行動をする・・・という行動を繰り返すそうです（汗）
なんという涙ぐましい努力・・・

残念ながら人間に「ソデフリン」のようなものが存在するかどうかはわかっていません。
フェロモン香水や媚薬香水と銘打って、販売されているフレグランスもありますが、
その効果はまぁほとんど期待できないものでしょう

一発で異性を惹きつける匂いがあれば、日本の出生率は急上昇するかもしれませんね♪
でもその前に、イモリのオスのように次々に新しいメスを見つけて、
へこたれずにアタックし続けるほうが確実だとは思いますがね