第10回 日本ホリスティックナーシング研究会に参加してきました。

場所は神戸学園都市「UNITY」
堺からは、1時間半ほどかかる場所で、なんと朝9時からです。
相変わらず、厳しいスケジュールの講演です。
しかも、16時半まで休憩はお昼の1時間だけ
「休憩時間ありませんので、トイレに行きたい人は、ご自由に~」
と、なんかアロマスクール時代を思い出しました ^_^;

私がアロマトリートメントを担当させていただいてる阪南病院のナースさんもご参加いただいていまして
当日、会場でお話することも出来ました。
病院から研修としてご参加いただいていたらしく、
日本では、なかなかアロマセラピーをケアとしてとらえられず切り離されることが問題と思っている私たちにとって
病院の理解があるような気持ちに励まされた気がしました。
そんな、院内でアロマトリートメントをさせていただいてる私は幸せです。

午前中は、日本ホリスティックナーシングの会長の小板橋喜久代氏(群馬大学医学部保健学科教授)の開会のあいさつに始まり
イギリスからお越しの ジョーン・バックル先生の講演です。
ジョーン・バックル先生は、何年もかけて、病院で取られた研究データを発表してくださいました。
ジョーン・バックル先生のホームページはコチラ
アメリカで、10年以上前から、アロマセラピーを臨床に取り入れるためさまざまなデータを取られています。
静脈切開・嘔気・便秘・変形性関節症・認知症・終末期ケア・MRSA・ニコチン離脱・・・
研究結果のお話を聞き、やってみたいな!と思うことがたくさんありました。
早速、緩和ケア病棟のナースへ話しを持っていき、実施できそうなものがあれば協力していただいて
実施してみようと思います。

その次は、日本で実際に医療現場で行われているアロマセラピーについて講演がありました。
群馬大学医学部付属病院
名古屋医療センター
訪問看護領域
それぞれ、現実的な話が聞けてとても参考になりました。
ホリスティックナーシングと言うだけありまして、ほとんど参加者の方は、ナースや医療従事者の方だったようで
視点も「ナース」に絞られていて、医療従事者でない私は、少々アウェイ感がありましたが
ナースだから難しいこともあるんじゃない?
と、なんとも前向きな気持ちで心が弾んでいく場面もあったりして・・・
今、私が仕事をさせていただいてる医療機関では、ナースやドクターとのコミュニケーションもうまく行ってるように思いますし、
恵まれた環境で、アロマトリートメントをさせていただいてます。
今回の講演を聞かせていただいて、私たちも一歩進んだ、アロマセラピストとしての仕事をしたいなと思いました。

シンポジウムでも、いろいろ話が聞けてよかったです。

これから、もっとも注目されていく部分だと思います。
それを、いかに正しく安全に行い、伝えて行くことが、これからももっとも大きく変えることだと思いますので
しっかりとしたケアをしていくことが大切だと思いました。

抗がん剤治療中の義姉の今週の検査結果
2週目で最も免疫力の低下があるので白血球の数字は、外れてしまいましたが
1週目の検査より肝臓の数値が下がりました。
辛い時以外は、週に一度程度のアロマトリートメントを行っています。
体温も上昇し、かなり体調がいいです。
この調子だと、2クール目の抗がん剤治療を受けることが出来るでしょう。

不快を取り除くこと
不安を取り除くこと
アロマセラピーでの可能性を感じます。

こちら、講演の風景です。 (相原先生のブログ)