安定期に入ったばかりの日に、
 
お空に旅立った赤ちゃんがいました。


あまりにも突然で、
 
破水して陣痛の起こるお腹を抱えて、
 
病院で先生から伝えられたのは、
 

「心臓がもう止まっています」
 
 

これは現実なのか夢なのかと、
 
ママは、

それすらも分からないままに、
 

あっという間にママのお腹から旅立った赤ちゃん。
 

実は赤ちゃんの卒業の日、
 
私はそのお母さんと会っていました。
 
 
 
妊娠をまだ聞いていなくて、
 
だけど妊娠しているのかな?と何となく感じたその日。
 

そして、何となくそのお母さんの体調が優れないように感じたその日。
 
 
 
違和感を感じたのに、
 
気のせいにしてしまった自分を責めそうになりながら、
 
 
いや、もし違和感を伝えていても、
 
起きた現実は変わらなかったような気がするけれど…
 
 
 
起きた現実を聞いて、
 
なんて声をかければ良いのか、
 
言葉が見つからない。
 
 
だけど、
  
  
私自身はただ言葉を探すでもなく、
 
その時間一緒にいて。
 
 
 
哀しいような、まだ現実味のないような、
 
とても複雑なお母さんの元へ、
 
ふいに赤ちゃんからのこんなメッセージが贈られてきた。
 
 
‘赤ちゃんがお母さんに、
 
命を大事にしてねって、言ってるよ。
 
赤ちゃんね、
 
生まれることはできなかったけど、
 
哀しくないんだって、
 
そう言ってるよ。
 
 
赤ちゃんね、
 
笑ってるよ。
 
 
とてもかわいい顔で。
 
ほんとにかわいい。
 
 
 
女の子にもみえるけど、
 
女の子みたいな愛くるしい顔の男の子のような気もする。
 
 
とても優しい子だったんだね。
 
 
生まれることができないって
 
分かっていたけど
 
それでもママの子になりますって
 
神様と約束してここに来たんだって。
 
 

ママに命を大事にしてねって言って笑ってる。
 
 
 
命を大事にするっていうのはね、
 
笑って過ごしてほしいってこと。
 
 
 
ママ、大好きだよ。
 
ママ、大好きだよって。
 

笑っていてねって。
 
 
   
 
好きなことたくさんして、
 
命を生きてって、
 
それが僕からのメッセージ。
 

 
 
 
 
 
 

あ、やっぱり男の子だね‘
 
 
 
 
あまりにも鮮明で
 
ママに笑っていてほしかったんだろうな。
 
 
ママに伝えたいっていう、
 
大好きな気持ちがそのまま顕れていたんだろうな。
 
 
そんな風に感じたできごと。
 

 
 
命は奇跡なんて
 
ありきたりな台詞。
 
だけどほんとにその通りで。
 
 
 
私にみえるのは、
  
 
生まれても奇跡。
 
生まれなくても奇跡。
 
 
 
物質としてそこにはなくても、

あなたが大切な人と繋がるのにはもう十分与えられている。



 
そこにいてくれた証が、ちゃんとある。
 
 


私たちは、みんな魂(ココロ)でつながっている。
 
 


 
だから、笑顔でいてね。


笑顔でいよう。



私たちは奇跡の中に生きている。



 
Love Sara流れ星