皇室の家紋というと菊の御紋を想像するが、実は『日月紋』が元来の家紋だそうです。

日は天照大御神を、月は月読尊を表すとされています。 

  気になっている日月のキーワード。やはり、日本の精神の根底は日月で表されていたことは間違いないようです。

  現在でも天皇が即位される時は『日の丸』と『月』それぞれの『錦の御旗』に挙げられるという。

  ところで『錦の御旗』とはどの様な意味かご存知ですか?

  ニュアンスだけでなく、ちゃんと知りたかったので『錦の御旗』を調べるにあたり、皇室の家紋が『日月紋』であることを知りました。

  元々『日月』のキーワードが気になるが故、前回ぶちあたった台湾の臍とも言われている『日月譚』から台湾について調べていくうちに『客家ハッカ』という存在を知りました。

 台湾は移民社会で、もともと居住していた民族に中国大陸から漢族が移民した形でほぼほぼ構成されており、その漢族に『客家ハッカ』と呼ばれる少数の一支流がおり、ルーツは古代中国の中原や中国東北部の王族の末裔とも言われ、中国のユダヤ人などの威名を持つ、優れた集団があるそうです。

その『客家』には18の教え。があるそうです。
又は、客家大富豪18の金言という本もあります。

その中の教えのひとつに、
「ビジネスは大義名分が必要なり。」
世の中には他人の金儲けを手伝いたい人間などいない。
また、金儲けをしたい人がどれだけ集まっても、ビジネスは発展しない。
だからこそ「錦の御旗」を探すのだ。

とあった。

では、『錦の御旗』の意味は。
「自分の行為・主張などを権威づけるために掲げる名分。」
これは、客家の教えのいわゆる大義名分に当たる意味ですね。

そこにもう一つの意味。
「赤地の錦に、日月を金銀で刺繍 (ししゅう) したり、描いたりした旗。」とありました。

これこそが、天皇家紋の日月紋の御旗。

前回のブログに『日月地に墜ちず』の話しをしましたが、天皇家家紋の意味の日月、天照大御神、月読尊は『人が守るべき正義、道義』と解釈し、その紋章を天皇家は錦の御旗に込めていた。

と、いうことになるのではないでしょうか。
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写真牧人舎「コウモリ通信」東郷えりか2015より
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