辻村深月 『盲目的な恋と友情』


元タカラジェンヌの母を持つ蘭花は指揮者の男と付き合い始めるが裏切りを知る。

一方蘭花の友人・留利絵はコンプレックを抱え生きてきた。

彼女の視点から物語は反転する。


怖い!

まさに盲目的。

感情移入できる登場人物がいない。

蘭花は世間知らずというか、親の言うとおり生きてきたんだろうね。

女同士のヒリヒリする友情関係がリアルだった。

留利絵一家の話がもっと読みたい。