12日は、中村うさぎ先生の新刊『狂人失格』の出版記念トークイベントに行ってきました。
ゲストに伏見憲明先生、本谷有希子先生を招いて
ネット全盛の今の時代に「作家」である意味や、
いかに自分が狂っているか、不幸であるかを自慢したがる作家たちの「狂人ナシシズム」「狂人コンプレックス」について
ハラハラするようなぶっちゃけトークを展開してました。
実名まではあげなかったけど、あの人とかあの人の悪口全開で面白かったぁ(笑)。
中村うさぎ先生は、度々自著の中で
狂人に対する憧れと、所詮狂人にはなりきれない凡庸である自分へのコンプレックスを書き綴っているけれど、
多かれ少なかれ、誰しもが「特別な何者かになりたい」と願いながらも、
結局何者にもなれずにいる現実の自分に落胆したり、失望しながら生きているんじゃないかしら。
ワタスも例に漏れず、そういう人間の一人だもんね。
子どもの時から、オカマっぽいというだけで
からかわれたり、侮蔑の目で見られることはもちろんイヤだったけど、それでも周囲の人たちと「何かが違う」という点においては、
どこかで悦に入ってる部分もあったんだよね。
なぜか、「みんなと笑うところが違う」と指摘されることもあったけど、それもむしろ嬉しかった。
(今考えると、たんにオカマ的な笑いのツボだったからってだけだけど)
「フツーの人とは違う」ということが、
ワタスの中にある、うさぎ先生が言うところの「狂人ナルシシズム」をくすぐり、優越感に浸らせてくれるところがあった。
でも、いまや「ゲイである」ということは、
なんら特別なことではなくなり、特異性を持つためには、
「ゲイであり、●●でもある」というプラスαが必要不可欠。
そんな中、社会に出たワタスは、
自分がどれだけ無能で、並以下の人間かを思い知らされちゃったのよね。
ゲイってだけで、何の才能もスキルもキャリアもないんだもの。
特別でもなければ、何者でもないんじゃん!
まあ、まぐれで1冊本を出させてもらえたもんだから、
「それは才能があるってことですよ、スゴイじゃないですか!」
と言ってもらえたりすることもあるんだけど、
才能なんかなくても、本は出せるんですよ。
(言い切っちゃった…でも、本当だもん)
むしろ、本を出してしまったばかりに
ワタスの「狂人コンプレックス」はより際立っちゃったんだよ。
浅い見識しかないペーペーが、
分不相応に本なんか出しやがって! 恥を知れ!
うっかり調子に乗ろうものなら、絶対許さんぞ!
と、厳しい自分からのツッコミが入って、
ワタスはますます卑屈になり、
「生まれてきてすいません」と
世間様に平身低頭に謝り続けているの。
それでも、どうしても狂人願望を諦めきれないから
最近のワタスは何にでもチャレンジしてるんだよね。
整形とかウリセンとか女装とか。
まあ、どれも意外な発見があったり、
それこそ凄まじい快感を得られたりと
「やって良かった」と思えてはいるんだけど、
中途半端にハマッて、金銭面でヒーヒー焦ってみたり
「所詮、狂人になれたような気がしただけ」
という現実を突きつけられて、
失望感や自己嫌悪に苛まれてみたり
ろくでもないことも多かったわ……。
うさぎ先生の新刊『狂人失格』は、
完全に自意識を失った、超イタイネットアイドル女を
うさぎ先生が作家デビューさせようとすることから始まる、一連の騒動を描いたノンフィクション作品なんだけど、
昨日、そのイタイ女のブログを覗いてみた。
彼女の常軌を逸した言動は、
さんざんご本の中で書かれていたのでわかっていたつもりなのに
実際目の当たりにすると、すごい衝撃的。
「美容院にいってきましたー」とか「辻ちゃんに似てるでしょ?」とのたまいながら、自分の顔写真も堂々と公開しているんだけど、
それがまあ、とんでもないブスで(苦笑)。
勘違い甚だしいこの記事に、コメント欄には、
「ふざけんなっ!ブス!」「キモイんだよ!」
「今時、女装のオッサンでも、もっとメイク上手いぞ」
などなど、罵詈雑言が書き連ねてあるんだけど、
この女、ビクともしない。
「皆さん、キレイなものはキレイと認めましょう☆
それでは、お出かけしてきま~す☆」
ってな余裕の返し。
負け惜しみとか強がりではない、その無邪気さと図々しさが
また読者の反感を買い(笑)、誹謗中傷のコメントが続くという…。
これが統合失調症というヤツなのか…と愕然としつつ、
ここまで客観性をなくしてしまえば、
本人は幸せなのかもしれないとも思う。
誰もツッコミをいれない、
自分の都合良い世界の中で生きていけるんだから。
なんだか羨ましいような、
まったく羨ましくないような……。
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