ウイーン名物ザッハトルテには、有名なカフェが2軒ある。

元祖ホテルザッハーと、ザッハーからレシピを買って販売を始めたデメル。

 

年末に2つの店の前を通りかかった時はイートインの長蛇の列にたじろいた。

でも、1月3日には、どちらの列も短くなっていて、15分くらい並んだら入れた。

(ザッハーの方は外で待たせるので、けっこう寒かった・・・)

 

まず、ホテルザッハー。 

 

厚いダークチョコレートでコーティングされたスポンジに甘酸っぱいジャムがはさまってる。

ネットの口コミでは「甘すぎる」という意見が多かったけど、私にはちょうど良く感じられた。

カフェの中は落ち着いたカフェというより、パーティ会場のよう。

ウエイターもテキパキしてるけど事務的で、まったりお茶をする雰囲気じゃないかな。

 

さて、期待以上に美味しかったザッハトルテだけど、お土産に買って帰るかどうか?

色んなサイズのがあるけど、買うなら直系12㎝、29ユーロの小(ピッコロ)サイズかな。

しかし、こんなちっちゃいのに、高い・・・ 木箱に入ってるから? 

 

とりあえず、買うかどうかは、デメルで食べ比べてから決めることに。

 

デメルでも同じくらい並んだけど、建物の中で待たせてくれたので、寒くなかった。

中は古くて落ち着ける感じ。外に貼ってあるメニューを検討したり、ショーケースのケーキを

物色しているうちに席が空いた。(秘密基地みたいな席だ)

カウンタ‐席の右端のガラスドアの裏の席(頬杖ついてる女性の髪がドアの裏から見えている)

 

注文したのはザッハトルテ・コーヒー・ミルヒラムシュトウルーデル・グラタン(サラダ付き)。

ここはグラタンが美味しいとネットで読んだけど、外のメニューにはなくてガッカリしていた。

なので、席についてから出されたメニューに「gratin」を見つけた時は嬉しかった~!

(ミニサイズのザッハトルテ)

 

デメルのザッハトルテは・・・あまりチョコレートの味がしない。

普通のチョコレートを塗ったスポンジケーキという感じ。

ミルクチョコレートのせいか、甘さも強く感じる。

これでもか、と周りをダークチョコレートで固めたザッハのケーキの方が好みだな。

デメルの持ち帰り用ケーキはザッハの同サイズより約10ユーロ安いから、ちょっと残念。

 

サラダのドレッシングとミルヒラームシュトゥルーデルはとても美味しかった。

ドレッシングの味は自然で上品で、あっさりした甘さと酸味があった。

ぱっと見何もかかってないように見えるほど、見た目も味も目立たない。

でも、しっかりと味がする。 なんだか覚えがあるような・・・何を使ってるんだろう?  

(上がグラタン。ファルファレみたいな薄いパスタにチーズがたっぷり)

 

ケーキはさっぱりしてて、何かの風味がする。ミルクとラムだけじゃないよね。

(この時点では、ラームをラム酒だと思っていたけど、クリームの事だった)

ゆっくり味わっていると、不愛想な担当ウエイトレスさんが伝票を持ってきた。

「今払うの?」「そう。私、これで上がりだから」「わかった。ところで、このサラダのドレッシング、

すっごく美味しかった。もしかして、バルサミコ?」 と聞くと、「イエッス!」と力強い答えが来た。

彼女はほんの少しのチップに「ありがとう! ごゆっくり~」と愛想良く手を振って帰って行った。

 

きっと上等なバルサミコなんだろうなあ。

いつかまた混雑してない時に来て、どこのバルサミコが教えてもらいたいな。

 

お店を出る時、ケーキ担当のお姉さんにも「このミルクケーキ、とっても美味しかった!

ラム酒が入ってるの?」と聞くと、「うちのはサワークリームを使ってるのよ」とのことだった。

だからさっぱりしてるのか~  次は2個か3個食べたいな。

 

デメルはザッハトルテ以外は好みで、カフェとしてはとても居心地が良かった。

特に気に入ったのは、スモールサイズのケーキがあること。(普通サイズの4分の1くらい)

値段は2分の1なので割高だけど、1人で色々食べたい時にはありがたい。

 

お土産には、ホテルザッハーに戻ってザッハトルテ(小)を買った。

これにカルディの「ザーネワンダー」をしゅ~っと出して添えたら、かなり本格的なお味。

かなり雑に持ち運んだが、木箱のおかげかキレイな状態だった。

けっこうお高いけど、値段に見合うものだと思う。