作詞・作曲:みきとP

どうして君は人に嘘をついても平気そうなの
きっと小さな小さな嘘が嘘の形を変えてしまった
どうして君は笑顔誰に構わず見せてしまうの
きっと難攻不落の壁の向こう側では鬱が覗いた

君の事が心配なのさ
下心でも構わないでしょう

真夜中のベルが鳴り
刹那る静寂に急患だ
淋しいの 淋しいの
埋めてあげるよ
ほらほらお口あけて
直接注いであげる
サラウンド メディカル メロディ


どうして君は君に厳しくしてるようにみせるの
きっと小さな小さな他人の憧れかなんかが欲しいだけ

君の事が心配なのさ
出来心でも構わないでしょう

これは誰の歌なの
刹那る森の診療所
診せてごらん 診せてごらん
本当の君を
ほらほら腕まくって
直接刺してあげる
サラウンド メディカル メロディ


うたかたの夢も
欲望の翼も
全ては刹那
無常の世界
傷ついて 傷を忘れて


真夜中のベルが鳴り
刹那る静寂に急患だ
恋しいの 寂しいの
癒してあげる
ほらほらお口あけて
直接注いであげる
サラウンド メディカル メロディ

これは誰の歌なの
刹那る森の診療所
診せてごらん 診せてごらん
本当の君を
ほらほら腕まくって
直接刺してあげる
サラウンド メディカル メロディ
サラウンド メディカル メロディ


ウェルカムようこそ紳士淑女
挨拶がわりに教えましょう
今宵はあなたを極楽に
誘う切符を切りましょう

各停天国行き駅は
ここにもどこにもありません
乗り換え間違え地獄行き
怖いか怖いかこっちおいで

出発進行 ワンダーランド
誰もかれも皆ほら幸せさ
こんな素敵な楽園を
親に子供、隣、友に教えましょう


釈迦キリストアッラー皆乗った
列車の起源はここにあり
鉄橋軋ませ向かうのさ
救いは車掌の お陰

素朴な手触り欲しくって
手を差し伸べられついて行く
ほらほらおいでおいで遅れるよ
乗り込むものみな救われる

出発進行 夢の国
野を越え山越え海越えて
こんな素敵な楽園を
孫に従兄弟、上司、部下に伝えましょう


願いましては家族の幸 WOW
届く頃には俗塗れ いえー
信じる阿呆に笑う阿呆 WOW
同じ阿呆なら信じなきゃ損損

聖なる列車の未来を委ね
はあ 行き着く先はシアワセンノウ


出発進行 ワンダーランド
誰もかれも皆ほら幸せさ
こんな素敵な楽園を
親に子供、友はなぜ来ない!

おいでおいでおいでおいで 夢の国
野を越え山越え海越えて
シュッシュポッポシュッシュポッポ
そら走れ踊り踊れ終点まで
さあ!さあ!!さあ!!!

アッチムイテホイ


名も無い時代の集落の
名も無い幼い少年の
誰も知らない おとぎばなし


産まれついた時から
忌み子 鬼の子として
その身に余る 罰を受けた


悲しい事は 何も無いけど
夕焼け小焼け 手を引かれてさ


知らない知らない 僕は何も知らない
叱られた後のやさしさも
雨上がりの手の温もりも
でも本当は本当は本当は本当に寒いんだ


死なない死なない 僕は何で死なない?
夢のひとつも見れないくせに
誰も知らないおとぎばなしは
夕焼けの中に吸い込まれて消えてった


吐き出すような暴力と
蔑んだ目の毎日に
君はいつしか そこに立ってた


話しかけちゃだめなのに
「君の名前が知りたいな」
ごめんね名前も 舌も無いんだ


僕の居場所は 何処にも無いのに
「一緒に帰ろう」 手を引かれてさ


知らない知らない 僕は何も知らない
君はもう子供じゃないことも
慣れない他人の手の温もりは
ただ本当に本当に本当に本当のことなんだ


やめないやめない 君は何でやめない?
見つかれば殺されちゃうくせに
雨上がりに忌み子がふたり
夕焼けの中に吸い込まれて消えてった


日が暮れて 夜が明けて
遊び疲れて 捕まって
こんな世界 僕と君以外
皆いなくなればいいのにな
皆いなくなればいいのにな


知らない知らない 声が聞こえてさ
僕と君以外の全人類
抗う間もなく手を引かれてさ
夕焼けの中に吸い込まれて消えてった


知らない知らない 僕は何も知らない
これからのことも君の名も
今は今はこれでいいんだと
ただ本当に本当に本当に本当に思うんだ


知らない知らない あの耳鳴りは
夕焼けの中に吸い込まれて消えてった