想定問答集3 「STAND BY ME」
自転車で道を走っていると前方に小学校低学年くらいの子供3人の背中がみえた。真ん中の男の子が何か珍しいものでも持っていたのだろうか、左右から別の男の子と女の子が興味深そうにと手の中をのぞきこんでいる。私には3人の後ろ姿がまるでひとりの後ろ姿であるかのように感じられた。あっという間に追い越してしまい会話も何も聞こえなかったが、自転車のペダルがさっきよりも幾分軽くなった気がする。彼らには頭のほんの片隅にでもこの日を覚えていてもらいたい。そしていつかふとした時に思い出してほしい。
想定問答集2 「山の神」
駅伝は個人にかかる責務が最も重い団体競技のひとつだ。一本のたすきを仲間と協力して遠く離れた場所へと送り届けるという競技内容は、単純ながらもどこかロマンの心を掻き立ててやまない。エースが一人で力走をしても勝てない、リタイアする選手が一人いても勝てない、チームの歯車が全て噛み合ってはじめて優勝につながる過酷なレースである。中でも正月の2、3日にかけて行われる箱根駅伝は200キロを越える長い道のりと学生ならではの波乱に満ちた試合展開で見る者を興奮させる男たちの熱い闘いだ。
今井正人という人物がいる。現在、 順天堂大学4年生の彼は箱根駅伝でMVPにあたる金栗四三杯を3年連続で受賞したランナーだ。話は変わるがみなさんは山登りが得意だろうか?得意なあなたにも不得意なあなたにも改めて忠告しておこう。登山においては充分な装備でのぞむこと、天候に注意すること、そして今井正人に追いかけられたら諦めることだ。箱根駅伝最難関区間である5区、山上りと呼ばれるタフなコースで彼は激走を繰り返した。3年間で抜き去った走者は20人に及ぶ。どのような順位でたすきを受け取ろうが次々と走者をかわし颯爽と山を駆け上がってくる姿に人々は敬意を表し彼のことを「山の神」と形容した。
スペシャリストは観ていて気持ちがいい。今回はエース区間と呼ばれる花の2区があるなかで、5区で圧倒的な活躍をみせる山の神にロマンを感じたんよねぇ。いやぁシブイっすよ。これからもまわりに勇気を与える走りを続けてほしいもんやね。
今井正人という人物がいる。現在、 順天堂大学4年生の彼は箱根駅伝でMVPにあたる金栗四三杯を3年連続で受賞したランナーだ。話は変わるがみなさんは山登りが得意だろうか?得意なあなたにも不得意なあなたにも改めて忠告しておこう。登山においては充分な装備でのぞむこと、天候に注意すること、そして今井正人に追いかけられたら諦めることだ。箱根駅伝最難関区間である5区、山上りと呼ばれるタフなコースで彼は激走を繰り返した。3年間で抜き去った走者は20人に及ぶ。どのような順位でたすきを受け取ろうが次々と走者をかわし颯爽と山を駆け上がってくる姿に人々は敬意を表し彼のことを「山の神」と形容した。
スペシャリストは観ていて気持ちがいい。今回はエース区間と呼ばれる花の2区があるなかで、5区で圧倒的な活躍をみせる山の神にロマンを感じたんよねぇ。いやぁシブイっすよ。これからもまわりに勇気を与える走りを続けてほしいもんやね。
想定問答集1 「非対称」
人間は完璧な対称のものよりも、左右に微妙な違いがあるものを見たときのほうが美しく感じるという話を聞いたことがある。顔などがその良い例だそうだ。単純な気持ちで考えると左右対称の 方が美しく感じられるような気がするものだが、果たして真実や如何に。納得のいく説明を求めてしばしネット上をさまよってみたが、どうにも思った成果はあがらなかった。世間は非対称にあまり興味がないのだろうか。
よくよく考えればそもそも見える範囲の生物界に対称のものは存在しない。対称非対称うんぬんの前に純粋な自然には不自然な直線(世界から見た自然)で構成される風景すら無いことに気付く。逆に都会は直線や対称で構成されていて、不自然な曲線(ここでは人間の視点から自然)というものが極端に少ない。都会から自然に行ったときに癒されるというのはこの辺りも関係してくるのだろうか、こちらも気になるテーマだ。
人体の左右非対称性をもっとも明確にあらわす箇所のひとつに「つむじ」が挙げられるといった内容の記述を見つけた。確かに不思議なことに「つむじ」の向きは人によって決まっているわけではない(右向きが7:3の割合で多いそうだ)。これは卵の卵割の向きで決まってくるそうだが、ここまでくると話が難しいので挫折してしまった。
結局、求めていた左右の繊細な差異から生まれる美という答えにはたどりつけなかった。仕方がないので最後に鏡の前に立ってみる。そこには見慣れた人物画とひとつのミスがあった。「サンプルが美しくない!」
よくよく考えればそもそも見える範囲の生物界に対称のものは存在しない。対称非対称うんぬんの前に純粋な自然には不自然な直線(世界から見た自然)で構成される風景すら無いことに気付く。逆に都会は直線や対称で構成されていて、不自然な曲線(ここでは人間の視点から自然)というものが極端に少ない。都会から自然に行ったときに癒されるというのはこの辺りも関係してくるのだろうか、こちらも気になるテーマだ。
人体の左右非対称性をもっとも明確にあらわす箇所のひとつに「つむじ」が挙げられるといった内容の記述を見つけた。確かに不思議なことに「つむじ」の向きは人によって決まっているわけではない(右向きが7:3の割合で多いそうだ)。これは卵の卵割の向きで決まってくるそうだが、ここまでくると話が難しいので挫折してしまった。
結局、求めていた左右の繊細な差異から生まれる美という答えにはたどりつけなかった。仕方がないので最後に鏡の前に立ってみる。そこには見慣れた人物画とひとつのミスがあった。「サンプルが美しくない!」
