あろさん自身が異常だと自覚しないことには、どれだけわたしが言って聞かせて、改善策を提案しようが、あろさんは実践も実行もしないので、徒労に終わってしまいます。
と言って、わたしが口を出さずにあろさん本人に任せておけば、あろさんは最後まで自分の責任においてやり切ることは出来ず、わたしが後始末をすることになるので、それはそれで困ります。
結局、その都度その都度、わたしがカミナリを落とすことになります。
人を叱ったり諭したりすることはとてもエネルギーを使うので、わたしにとっては、出来れば人生において避けて通りたいことのひとつです。
喜怒哀楽のうち、わたしが一番避けたいのが「怒」です。これ、ホント嫌。心底嫌。
自分が怒るのも嫌だし、人が怒られてる近くにいるのも嫌です。
その人なりの考えや価値観があってやってることなら、余程の問題が発生する予測可能性が無い限り、誰かが口出しする必要は無いし、その人の裁量権限と責任においてやってくれればいいだけの話だと思ってます。
というか、「仕事でも無いのにそんなことやってらんねーよバーカ」というのが本音。
もっと本音で言うなら「仕事でもやりたくねーよバーカ」かな(笑)。
しかし、あろさんの場合は「仕事に直結する」というのが、わたしの頭を悩ませてくれるわけです。
というわけで、上記の本を買って、あろさんに「読んでください」と渡してみました。
「小学校では学べない」というタイトル通り、児童向けの本です。ページ数も少なくて薄いし、図も多くて、簡単な言葉で説明されているので、分かりやすいです。
あろさん曰く、今現在で半分と少しまで読み進めた感想が「なるほど、嫁ちゃんが言ってたことが理解できた気がする。嫁ちゃんが言ってたこと、たいてい書いてある」でした。
「元々、自分は聴覚記憶が苦手だとはわかっていたけど、こうして文章になっているのを読み返すと、なるほどなあと納得する」そうです。
うん……だから、わたしに叱られたことは後日ノートに「①叱られた原因・事実②なぜ叱られたかの理由③今後の改善対策」を書いて、定期的に読み返すようにと何度も(以下略。
この本はわたしも熟読した上で、わたしがあろさんに散々注意してきたことに該当するページに付箋をつけて渡したかったです。
「特に熟読するように」という意味合いをこめて。
ただ、そこまでする余力が今は無いので、そのままあろさんに渡しちゃったけど。
まあ、あろさんが人生60年以上生きてきて出来なかったことが、数日で出来るようになるとも思わないので、今後も折に触れて叱るんだろうなあと思いますが、それであろさんが成長してくれるんなら報われます。
頼む成長してくれ。