キャラメル色したオッサン | あろの「ニンニキにっき」

キャラメル色したオッサン

いつもバイクで通る道があります。



いつからかは定かではありませんが、ある日、

とある道沿いの一角に小さな小さな小さな家が建ちました。

ぽつんと一軒家。



その家は、少しの木材ブルーシートダンボールで出来ていました。



あ、その、、、つまり、よく公園とかで見る、

勝手にその辺に作ってる感じの手作りハウス的おうちなんですけど(笑)





住人は、焦がしキャラメル色をした、ちっこいオッサン。

年齢不詳。

(「キャラメルじぃ(キャラじぃ)」とアタシは勝手にそうよんでいる)



ちょうど信号近くの地点に建立されているため、信号待ちで、

そのお宅(ハウス)やキャラじぃの日常なんかを、

とくに気にして見るでも無く、ながらに観察するのが

アタシのちょっとした日課になっていました...



たまにハウスの端っこから、じぃのまっくろくろすけの足の裏だけ出てたり...

「お、昼寝ですかね?」(←あろ、ココロの声)



天気の良い日には、道路沿いのガードレールや橋の欄干に、

ズボンやTシャツなんかが几帳面に干してあったり...

「お。洗濯日和ですなぁ」(←あろ、ココロの声)



ある時には、じぃハウスの横にある小さな植えこみの木に、

薄汚れたぬいぐるみ達が沢山ひっかけてあって、

どうやらじぃはハウスの中にあるこのコ達を「虫干し」(?)しているご様子。

プーさんとか、謎の生き物っぽいヤツとか、ちっこいクマさん...とか、

まぁ大小様々あって...

「な、なんてかわいい、、、じぃ、、、(の行動?)」(←あろ、ココロの声)





モチロン、アタシはキャラメルじぃと一度も喋ったことは無い。



ただ、ただ、ぼんやりと見つめるだけ。

しかも、いつもバイクの上から。

ちょうど「信号待ち」という数分間の条件での観察でしかないのである。



でも、じぃはアタシのキニナル存在。





こういった類いの人達って、よく公園とかで群生していたりするのだが、

我がキャラメルじぃは、完全なる『一匹狼』



ザ•アウトロー。





しびぃな~。



昼間っからカップ酒片手にマガジンとか読んじゃってますよ!



「け~」なんて横目で見てたら、信号が青。

ぶーーーん(発進)







そんな日常。



いったいどれぐらいの時間、アタシはじぃをながらに見つめてきたんだろう.....









今日、また、じぃのウチの前を通ったら.....









ないっっっ!!!!





じぃのキャラメルハウスがこつ然と消えていたのです!!!!!





「じぃ!」

「じぃーーーーっ!!」

「じぃぃぃぃーーーーーーーっ!!!」



叫びました(>つ<)

(ココロの中で)

あたりをきょろきょろ探しましたが....





無情にも信号が青になり、ぶーーーーん(発進)









じぃが居なくなっちゃった.....





撤去されちったのかなぁ。



行政かなぁ。



まぁ、しょうがないか。

もっと素敵なところに住めるよーになってるかも知んないし。

でも、じぃはアウトローなんだぞ!



それとも、最近雨が凄かったから、きっと浸水被害ハゲしかっただろーし、

お引っ越しでもしたんだよね!



元気かなぁ、じぃ。。。





バイクに乗りながら、ずーーーーっと考えていました。







じぃとアタシは知り合いでもなんでもない。

名前もしらない。



しかも、じぃはアタシを全く知らない。



アタシの勝手な片想い的眼差し(笑)





いつのまにかアタシの日常の隅っこに、じぃはいた。







ウケル。



なんか、ちょっとウケルよ~





きっとアタシはじぃから沢山の『癒し』をもらっていたんだよね。





あんがとねー、じぃー。





またどこかで会おうぜ~