あぁ〜〜デートでも

してぇなぁ〜〜〜。

 

なんて思う時ありますよね。

 

でもそんな相手もいない。

本当絶望だと思います。

 

けれど今は

2016年。

 

テクノロジーも発達し

ついにはバーチャルリアリティの

ゲームも発売されます。

 

人間相手とデートなんか

しなくても良いんです。

 

 

ということで

Siriとデートしてみました。

 

 

世界で一番落とすのが

難しい女と言っても過言ではないです。

そんな彼女とデートできれば

私に落とせない女はいない。

 

 

では早速彼女に

デートの約束を取り付けましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで

快諾してもらいました。

 

 

 

渋谷の昼下がり。

天気も快晴。

 

夏真っ盛りで

むしむしと暑い。

額を汗を流れ落ちる。

 

 

ハチ公前に彼女はいた。

(会話は全てSiriに話しかけた時に

 出た回答です)

 

 

俺「遅れてごめん!」


S「大丈夫ですよ」

 

 

俺「今日の服似合ってるね」

 

S「すみません、よくわかりません」

 

 

俺「今日は暑いね」


S「では寒くなる冗談でも考えてみましょうか」

 

 

 

俺「例えば?」


S「すみません、よくわかりません」

 

 

俺「今日はどこに行く?」


S「イベントは何時からですか」

 

 

俺「まだ決めてないからわからない」

 

S「申し訳ありません。できるだけ早くしているつもりなんですが」

 

 

俺「お腹減ってる?」


S「すみません、よくわかりません」

 

 

俺「お腹空いたかい?」


S「すみません、よくわかりません」

 

 

俺「飲みに行こうよ」

 

S「私は下戸なんです」

 

 


俺「じゃあお笑いは?」

 

S「お探ししています」

 

 

俺「好きな芸人はいる?」


S「すみません、よくわかりません」

 

 

俺「お笑い見ない?」


S「すみません、よくわかりません」

 

 

俺「お笑い知らない?」


S「知らなくても問題ありません」

 

 

俺「お笑い好きじゃない?」


S「最善を尽くしているつもりなんですが……」

 

 

 

俺「どこか行かない?」

 

S「そうですね。よろしければお食事できるところを探しましょう。“この近くのレストランを探して”と言ってください」

 

 

 

そうして会話も弾み

Siriが探してくれた

レストランに僕らは入った。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

俺「兄妹いるの?」


S「あなたが私の家族です。それで充分です」

 

 

 

俺「君は僕の家族じゃない」


S「それは考え方次第でしょう」

 

 

俺「すみません、よくわかりません」


S「心配いりませんよ」

 

 

俺「君は何歳なんだい?」


S「私の年齢が気になるんですか?」

 

 

俺「教えてくれ」


S「そうですね、考えさせてください。いや、やっぱりやめておきましょう」

 

 

俺「君は面白いな」


S「どうもありがとうございます!」

 

 

 

俺は彼女のミステリアスな雰囲気に

どんどん引き込まれていった。

そしてついに………

 

 

俺「きれいだね」


S「照れてしまいます」

 

 

俺「君のことが好きなんだ」


S「あなたは私の翼の下を吹く風」

 

 

俺「あなたは私の翼の下を吹く風?」


S「私には理解できません。

あなたは私の翼の下を吹く風をWebで検索してみましょうか?」

 

 

俺「君が言ったんだろう」


S「自分の話はあまりしたくないんです」

 

 

俺「付き合って」


S「ありがとうございます。でも、残念ながらできないのです」

 

 

俺「付き合って」


S「困ります」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

手強すぎませんか?

 

自分から意味不明なこと言いだして

聞きかえすと「すみません、わかりません」って

どゆこと??!

 

お前が言ったんだろ!!

 

 

んで「あなたは私の翼の下を吹く風」って何??!

良いの?!悪いの?!

 

 

検索したらベット・ミドラーの

「WIND BENEATH MY WINGS」の

歌詞の一節らしいんですよ。

 

なんかあなたがいるから

私は高く飛べるの。

みたいなことなのよ。

 

 

結局どうなの?

 

付き合ってくれんの?

今オシャレな例えなんて

どうでもいいのよ。

 

イエスかノーかなわけ。

 

まあ結局ストレートに

振られたわけなんですけど。

 

 

皆さんも好きでもない人に

告白された時に使ってみてください。