今回でお茶席に参加するのは3回目ですが、まだまだ緊張します。

初釜の流れはこう。

会場到着

控室で歓談

お白湯を飲む

お庭拝見

席入り

初炭

懐石

休憩・席入り

濃茶

薄茶

拝見・終了

炉開きもだいたいこんな感じ。

 

会場到着〜お白湯

だいたい席入りの30分前には会場(先生のお家)に入ります。

控室でお年賀(会費)を集めてたり、人によっては着物に着替えてます。

茶道歴の長いベテランの方が必ず1人はおられるので、

その方にお正客(お客のリーダー的な)をお願いします。

そんなこんなしてるうちに、お白湯が配られるので

それをいただいてからお盆にお年賀を載せてお返し→お正客から順番にお庭に出ます。

 

お庭拝見

掃き清められたお庭を見ながら、一度東屋で腰掛けて待ちます。

亭主(お茶をふるまう人。もちろん先生)が東屋の先の手水舎に水を入れ、

東屋と手水舎の間の扉(閂が降りてる)を開けると

またお正客から順番に手水舎で手と口を清め、お茶席に向かいます。

 

席入り

履物を脱いだら、にじり口(入口)から正座でにじにじ入り、まず一礼。

入口と床の間の距離にもよりますが、そのまま膝と拳を使ってにじにじと床の間の前まで進み

お扇子を置いて一礼後、柳と掛け軸を凝視。

立って炉へ進み、正座、お扇子、一礼、凝視。

これらが終わると自分の席に着きます。

 

初炭手前

亭主が炉に炭を入れる様子をお客全員で見守ります。

炭の形、大きさ、入れる順番は全部決まってます。

順番に炭を組んで入れ、最後に小さな練香を炭から離れた所に置きます。

しばらくすると、お香の香りがお茶室に漂い始めます。

 

懐石

炉に炭が入ったのを見届けると、お食事が出ます。

最初にいただくのは白ごはんと決まってます。

まずは1杯目のごはんとお汁を食べ切ってしまいましょう。

すかさず2杯目がきます。

 

2杯目からは、ご飯はお客が自分で取り分けます。

お茶碗7分目くらいを目安に、お櫃からついでいきます。

真ん中の人たちが微妙に遠慮したら、最後の人が頑張って食べるハメになるので、

そこはみんなでわっしょいわっしょい食べて欲しいところです。

 

お菜もどんどんきます。焼き物、椀もの、炊き合わせ、和え物

和え物も2杯目はお客自ら鉢を抱えてついでいきます。

真ん中の人たちが遠慮をすると以下略。

お酒も少し出ます。ノンアルコールの飲み口スッキリ日本酒です。

 

2杯目のごはんは一口分を残しておきます。

最後にお漬物とお茶でお茶漬けにしていただきます。

 

休憩・席入り

お食事が終わったら休憩になります。お手洗いに行ったり、控室で着崩れた着物を直します。

時間にして15分くらいでしょうか。

銅鑼が控えめに鳴ったら、一礼して再度席入りになります。

 

濃茶手前

懐石の最後に主菓子をいただいてるので、口の中は十分甘い状態です。

お濃茶は何しろ濃いので、ご飯やお菓子を先に食べないと

味も強いし高カテキンで胃がやられるのだとか。

お腹パンパン口甘々な中、お手前を見守ります。

お正客のお茶碗は格の高い楽茶碗。コロナ前までは回し飲みだったらしいけど

今は一人一椀です。

 

薄茶手前

末席のお詰めの方までお濃茶を飲み終わると、次はお干菓子がきます。

続く薄茶のために、また口の中にを甘くしておきます。

薄茶のお茶碗はカジュアルめ。「私にはこのお茶碗キタ」とキャッキャしながらいただきます。

 

拝見・終了

お茶をいただいた後は必ず、「拝見」があります。

今日をもてなしてくれたお道具をしげしげと眺め、お道具との一期一会を楽しみます。

お正客が亭主にお道具の名前を伺います。亭主から名前と由来を聞きます。

由来に感じ入りながら、感謝の意を込めて一礼し、終了になります。

余韻に浸りつつ解放感でホワーとなります。

 

余談

お茶席初心者の時は、見様見真似がしやすい3〜5番目くらいの席順が無難です。

1番目のお正客は言わずもがな、末席のお詰めの方も経験がある人が務められます。拝見のお道具をお正客に渡したり色々仕事があるから。