IKEAのキッチンは選べる部材の組み合わせが無限にあり、決められない!と思うかもしれません。
ですが、意外に選択の余地は少ないです。
理由1
国内仕様の排水トラップがつけられるシンクが特定のステンレス製シンクのみで、しかもそのシンクがつけられる天板はステンレス製と人工大理石のみ
国内仕様の排水トラップは油水分離機能があり、油がそのまま下水に流れるのを防いでいます。(洗剤と混ざって乳化してから流れる)
これがないと、流れた油が配管内部で固まって配管つまりが発生しやすくなるかも?
理由2
配管接続でのリスク低減を考えると、シンクの下は引き出しよりも開き戸が無難
国内のシステムキッチンは構造が超複雑です。現地組立のIKEAのキッチンで同じことをやると、配管の細かい位置があわず、実際にトラブルが起こった例もあるようです。
理由3
設置時のトラブル対策や、経年劣化後の補修を考えると、開き戸が選べるサイズを選んだ方が無難
ブログでみた例では、配管接続の位置ずれに対処するため、現地組立のタイミングで引き出しを開き戸に変更していました。
しかし、例えば幅75センチ、90センチ用の開き戸はそもそもラインナップに無いのでこのような柔軟な対応ができません。
結論
人工大理石かステンレスの天板に国内仕様の排水トラップがつけられるステンレス製シンクをつける
トラブルが起きても対処できるよう、シンクのキャビネットは開き戸が選べる幅を選択する
これらに注意すればリスクを大分減らせるかと思います。