長野のママの応援団長 キャリアコンサルタント&ドリマ先生のさいとうです。

 

「育休世代」のジレンマ
中野円佳 著

 

これを読んでいます。

 


 

 

冒頭の数行でもう頷きすぎて首がもげそうです。

この本の中で言われる「育休世代」というのは1978年以降生まれの女性のこと。

 

男女平等の元で育ち、男と同じように就職活動を戦い抜き、

結婚したら産めよ働け、良い母親であれ、綺麗であれが当たり前。自己実現もしますよね?

 

みたいな感覚をなんとなくベースに植え付けられている世代のことです。

 

15人の育休を経験した方のインタビューに基づいていますが、

著者の問題提起部分が私が最もモヤモヤする部分のドンピシャなので、どれもこれも頷くばかり。

 

私が「働くママのおしゃべり会」を調査の一環として社会に届けたいと思ったのと同じで、

レベルの差を感じながらも「こういうこと~!」って共感が止まりません。

 

冒頭で
「超バリバリ働いていたのがあっさり辞めちゃってさ、もったいないよね」という台詞に対して、

そうなった経緯や苦悩や葛藤がどれだけあったのか、そんな構造があることすら言った側は思いも寄らない。

という記述があります。

 

 

過去、育休後に時短勤務をしている際に、

同年代の男性社員から「もったいないよね」と説かれて

ものすごくモヤモヤした記憶がフッと蘇りました。

 

まるで、私がフルタイムで働かないのを子供のせいにして、

仕事をないがしろにして、自ら手を抜いている。と言われているような。

 

でも決して手を抜いているのではなくて、

制約の中で6時間で8時間分の仕事をしようと意気込み、

家事や育児もなんとかやりくりしていました。

 

あのときの事を思うと、今キャリアの勉強をして本当に良かったなと思うと共に、

たくさんの人に伝えたり一緒に考えたりしたいなという気持が強くなりました。

 

次回講座は、1/12(土)monamiコラボ講座の「働くママのおしゃべり会」

ぜひ、お気軽にご参加くださいね♪

https://ameblo.jp/army-noti-hare/entry-12428863843.html