明日のコミュニケーション 「関与する生活者」に愛される方法 (アスキー新書)/佐藤尚之


やっぱり、さとなおさんの著書を読むと自分の経験と方向性が再確認できるなあ。

著書の中で、「コミュニケーションは全員野球へ」と書いてあるが、ほんとそう。
ソーシャルメディア時代、プロモーションやキャンペーン、新事業の立ち上げは
全部門が共通のゴールを共有して対応しないと、広告や印象だけが良くても、
サービスを受けて、または体感して、カスタマーサポート部門で問い合わせなど
したときの温度差があると、まず「なんだこの会社は。もう二度と利用しない」
なんてなりかねる。ってかなるんです。

コミュニケーションデザインって、気配りの設計でもあるんだよね。
こう見せるとお客様がこう思うだろうから、この時にはこういう見せ方、
こういう対応しようとか、1ミリのデザインというか。

こういう気づきって、自分は子供が産まれてなおさら気付かされたというか、
やっぱり実際の経験をしないとわからないんですよ。
バスに1歳未満の乳幼児をお母さんと2人で乗っているところを見ると、
降車時には手伝ってあげたくなる。自分の奥さんを見ているとその手助けが
彼女にとってどれだけラクか。

こういうオケージョンにどういうデザインを設計できるかが重要なんです。
デザインというとかっこよく聞こえるけど。

今の時代、パーソナルに依拠するところは大きい。そうすると対外的発信よりも
インナー対策=従業員を大切にすることの方が実は重要だったりする。
これはコミュニケーションの知見が実はとても重要なんです。
そう僕の今のテーマは、社内キャンペーンです。